コエンザイムQ10はいびきに効く?
いびきのメカニズムと原因
いびきは睡眠中に空気を吸い込んだ時に鳴る振動音です。
通常、睡眠中に繰り返される呼吸においていびきのような振動音は鳴りません。
しかし、なんらかの原因で上気道が狭くなると振動音、つまりいびきが鳴ります。
いびきには、一時的ないびきと慢性的ないびきがあります。
以下、それぞれの原因をご説明します。
一時的ないびきの原因
たとえば、高すぎる枕を使用していると顎が引けて喉を圧迫します。
喉が圧迫されるということは気道が圧迫されるということですので、気道が狭くなりいびきをかきやすくなります。
飲酒や喫煙もいびきの原因になります。
アルコールは筋肉を弛緩する作用がありますので、アルコールの作用によって上気道の筋肉が緩むといびきをかきやすくなります。
タバコがいびきの原因であるとは断定されてはいませんが喫煙者は非喫煙者と比べていびきの発症率が2倍以上であることが判っていることから、喫煙はいびきのリスクを高めるといってよいでしょう。
睡眠をとる環境もいびきの原因になります。
たとえば部屋の温度や湿度が低いと鼻が詰まりやすくなり、口呼吸となります。
口呼吸になると、喉が乾燥しやすくなったりや細菌やウイルスが喉に付着しやすくなります。
その結果、喉の炎症や腫れを引き起こし、気道が狭くなることでいびきをかきやすくなります。
慢性的ないびきの原因
肥満になると身体の外側と内側に脂肪がつきます。
脂肪は首の周りにもつきますので、その結果、上気道が狭くなります。
さらに脂肪は舌にもつきますので舌が肥大すると気道を塞ぎやすくします。
これらの要因によって、慢性的ないびきが生じます。
加齢によって筋力が低下すると、気道の筋力も低下します。
気道の筋力が低下すると気道は緩みやすくなりますので、気道が狭くなりいびきをかきやすくなります。
舌の大きさに対して顎が小さかったり細かったりすると、舌の収まりが悪くなり、舌が喉に落ち込みやすくなります。
すると、気道が狭くなりますのでいびきをかきやすくなります。
喉には口蓋扁桃(コウガイヘントウ)、咽頭扁桃(イントウヘントウ)、舌扁桃(ゼツヘントウ)という3つの扁桃があります。
これらの扁桃が何らかの原因によって腫れるといびきをかく原因となります。
扁桃の腫れは、風邪やインフルエンザ、扁桃炎などの初期症状ですので、違和感を覚えたらすぐに受診しましょう。
コエンザイムQ10がいびきに効く理由
コエンザイムQ10が美容や健康に良いことは広く知られていますが、実はいびきにも効果をもたらすと期待されているのです。
その理由はコエンザイムQ10がエネルギー生産効率を高めて細胞の活性化をサポートするからです。
エネルギー生産効率が高まり、細胞が活性化すると筋肉細胞も活性化します。
筋肉細胞が活性化すると筋肉の機能が良くなります
いびきの一因は筋肉の緩みによって気道が狭くなることにありますので、筋肉の機能が良くなり緩みが締まることで気道を確保し、いびきを予防・改善へ導くのです。
さらに、コエンザイムQ10は細胞を活性化することで、血行を促進し、脂肪燃焼効果を高める働きもあります。
脂肪が燃焼しやすい体にすることで肥満を予防・改善し、肥満によるいびきを改善へと導きます。
このように、コエンザイムQ10は筋肉の緩みと肥満を解消へと促すサポートをすることで、間接的にいびきを解消へともたらすのです。
いびきを改善するためにコエンザイムQ10を摂る場合は、還元型のコエンザイムQ10がおすすめです。
コエンザイムQ10には「酸化型」と「還元型」があるのですが、酸化型コエンザイムQ10は体内で還元型コエンザイムに変換しなければコエンザイムQ10として吸収できません。
10~20代は酸化型から還元型へと変換する作業がスムーズに行われるのですが、年齢とともに酸化型から還元型へと変換する作業が遅くなり、酸化型コエンザイムQ10を摂り入れても一部しか還元型へと変換されなくなります。
しかし、還元型コエンザイムQ10の場合、体内で変換する必要がありませんので、そのまま体内に吸収されます。
吸収が早いということはその分効果実感も早いということですので、より早く確実にコエンザイムQ10のパワーを実感したい方は、還元型コエンザイムQ10の摂取をおすすめします。
いびきが気になる方、いびきを改善したい方は、コエンザイムQ10の力を借りてみてはいかがでしょうか?