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コエンザイムQ10が「ユビキノン」と呼ばれる経緯

コエンザイムQ10が「ユビキノン」と呼ばれる経緯とは?

コエンザイムQ10の作用

コエンザイムQ10は、体内のエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を作り出すために非常に重要な補酵素です。
というのも、実際にATPを作り出しているのは細胞内に存在するミトコンドリアなのですが、このミトコンドリアの働きを促進するのがコエンザイムQ10なのです。
コエンザイムQ10によってミトコンドリアの働きが活性化すると、ATPがたくさん作られますので、疲労回復がスムーズになったり、肌トラブルを予防したり、ダイエットを促したり、血行が良くなったりします。
また、コエンザイムQ10には増え過ぎた活性酸素を除去する抗酸化作用もあります。
増え過ぎた活性酸素は、免疫機能を低下させたり、生活習慣病のリスクを高めたり、肌のシワやシミを悪化させたり、様々な老化現象を引き起こします。
コエンザイムQ10の抗酸化作用によって活性酸素の増加を抑制することは、老化現象の進行を抑制することにも繋がるのです。

コエンザイムQ10は別名「ユビキノン」とも呼ばれています。
コエンザイムQ10がユビキノンと呼ばれる経緯はいくつかあります。
まず、食事から摂った脂質や糖質、たんぱく質などは、代謝に関わる酵素の働きによって、体内に消化・吸収されます。
その酵素の働きを助けるのが「補酵素」です。

もともと、「コエンザイム」は補酵素として動物や植物の体内で合成されています。
人の体に有効なコエンザイムQ10は「キノン」という物質に「インプレン」という物質が10個連なっていることからコエンザイムQ10と呼ばれています。
コエンザイムQ10は体内のほぼすべての細胞に存在しており、中でも心臓や肝臓、腎臓、膵臓に多く存在しています。

このように、コエンザイムQ10は体内全体に存在するため、広く存在するという意味を持つ「ユビキタス」という言葉から「ユビキノン」と呼ばれるようになったといわれています。

ユビキノンの働き

かつては医療薬としても用いられてきた

ユビキノンは、エネルギー生産効率を高めて血液循環を良くしたり、代謝を高めたりすることから、心臓病の治療薬としても用いられてきました。
2001年からは健康食品として認可され、様々な製品に用いられるようになりました。

ユビキノン、つまりコエンザイムQ10は、エネルギー生産効率を高めたり、体内で抗酸化物質として働くだけでなく、免疫細胞である白血球を活性化させたり、新陳代謝を活性化して肌のターンオーバーを正常化したりといった働きもあります。

ユビキノンは食品のみからの摂取は難しい

健康だけでなく、高い美容効果も期待されているユビキノンですが、体内合成力や消化吸収力が年齢とともに低下していきます。
ユビキノンは脂溶性のビタミン様物質ですので、イワシやサバなどの青魚や牛肉や豚肉などの肉類、ほうれん草やブロッコリーの野菜にも含まれています。
しかし、食品に含まれるユビキノンはごくわずかですので、食事からコユビキノンを十分に補充することは困難です。
1日に必要な量のユビキノンを摂取するためには、サプリメントがおすすめです。

酸化型と還元型

ユビキノン、つまりコエンザイムQ10のサプリメントには酸化型と還元型の2種類あります。
体内に存在するコエンザイムQ10のほとんどは還元型コエンザイムQ10なので、酸化型を摂取した場合、体内で還元型に変換されることでコエンザイムQ10として利用されます。
しかし、上記でも述べたように、年齢とともに消化吸収力も衰えていきますので、酸化型のコエンザイムQ10を摂り入れても還元力が低下している場合、摂り入れた半分も還元型に変換されないこともあります。
コエンザイムQ10は還元型に変換されなければ体内で利用できませんので、変換されなかったコエンザイムQ10は利用されずに排出されてしまいます。

その点、還元型のコエンザイムQ10であれば、体内で変換する必要がありませんので、摂取した後そのまま利用されます。
還元型のコエンザイムQ10は開発技術やコストがかかっている分、酸化型よりも高価ではありますが、40代以降の方や、疲労が強い方、不調が続いている方は、酸化型を還元型へと換える還元力が低下している可能性が高いので、酸化型よりも還元型のコエンザイムQ10を摂取した方が効果実感を得やすいといえます。

最近疲れやすいと感じている方、太りやすくなった方、血行不良に悩んでいる方、シミやしわが目立つようになった方など、身体の不調や老化を感じている方はコエンザイムQ10を補充しましょう。

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