コエンザイムQ10の過剰摂取はある?

コエンザイムQ10の過剰摂取はある?

コエンザイムQ10の過剰摂取の危険性

体内で生成されるコエンザイムQ10量が人によって異なるように、体内で減少するコエンザイムQ10量も年齢や生活習慣によって異なります。
ですから、コエンザイムQ10の必要摂取量も個人差があります。

しかし、コエンザイムQ10を摂取する用途や、年齢、健康状態によって、より効果的な目安摂取量というものは存在します。

例えば、

  • 健康維持のためにコエンザイムQ10を摂取するならば1日60mg程度の摂取
  • 定期的に運動をしている方や、40代以降の方は1日100mg程度の摂取
  • 体力が低下していたり疲労が蓄積していたりする方であれば1日300mg程度の摂取

が良いといわれています。
とはいっても、上記の目安摂取量はあくまでも目安ですから、思うような効果実感を得られない場合は摂取量を増やすと良いでしょう。

しかし、摂取量が多すぎると過剰症を引き起こすリスクが高まります。
コエンザイムQ10はもともと体内に存在している成分ですので、摂取量が多くても過剰症を引き起こすリスクは非常に低いといわれています。
また、過剰摂取した場合の目立った副作用の報告がないのも、コエンザイムQ10の安全性が高い証拠です。

しかし、だからとって過剰摂取を続けると、吐き気や下痢、食欲不振、胃の不快感などを引き起こす恐れがあります。
コエンザイムQ10初心者の方であれば、まずは100mg以下の摂取から始めて、自分の体の様子を確認しながら摂取量を増やしていくことが望ましいでしょう。
そして、副作用のリスクを下げるためには、最大でも300mg以内の摂取量にとどめておくことをおすすめします。

コエンザイムQ10の摂取に注意が必要な人

コエンザイムQ10の過剰摂取だけでなく、コエンザイムQ10の摂取そのものに注意が必要な方もいます。
それは、妊娠中の方、幼児または子供、薬を服用している人です。
では、上記の方々はなぜコエンザイムQ10の摂取に注意が必要なのでしょうか?

妊娠中の方がコエンザイムQ10の摂取に注意が必要な理由

結論からいいますと、妊娠中の方がコエンザイムQ10を摂取してはいけないという決まりはありません。
しかし、妊娠中の方はコエンザイムQ10の摂取に注意が必要です。
というのも、妊娠中は通常よりもビタミンや葉酸などの栄養が必要になりますので、食事だけでは摂り切れない栄養をサプリメントなどの健康食品で摂取している妊婦さんも多くいます。
たくさんの栄養素を積極的に補給している状態のときに、コエンザイムQ10も取ってしまうと栄養素が重複したり、相互作用を発揮して栄養素を過剰に摂取してしまったりする恐れがあるのです。
妊娠中は身体が敏感になっていますので普段以上に、摂取する栄養素に配慮しなければなりません。
妊娠中の方がコエンザイムQ10を摂取する場合は、必ずかかりつけの医師に相談してから摂取を始めてください。

幼児や子供がコエンザイムQ10の摂取に注意が必要な理由

コエンザイムQ10の体内生成量は年齢とともに減少していきます。
コエンザイムQ10が減少すると、エネルギー生産効率が落ちますので、疲れやすくなったり、代謝が落ちて太りやすくなったり、肌の老化が目立ったりと様々な不調を引き起こします。
コエンザイムQ10の不足による不調を整えるためには、コエンザイムQ10を補充することが大切です。
しかし、コエンザイムQ10が減少していくのは20歳以降からといわれていますので、20歳以下の子供や幼児は、コエンザイムQ10が減少することによる不調を感じることはほぼありません。
ですから、幼児や子供はコエンザイムQ10を補充する必要はないといえます。
また、10代の体は大人とは異なり体も心も成長中ですので、病気でもないのにサプリメントや薬などを継続的に摂ってしまうと心身が不安定になってしまう恐れがあります。
幼児は子供の成長のためにはコエンザイムQ10ではなく、たんぱく質やミネラル、ビタミンなどを食事から摂るようにしましょう。

薬を服用している方がコエンザイムQ10の摂取に注意が必要な理由

コエンザイムQ10は併用して摂ることで効果を下げたり、または上げ過ぎてしまったりする飲み合わせの悪い薬があります。
コエンザイムQ10と飲み合わせの悪い薬の一つに血栓を予防するワーファリンなどがあります。
コエンザイムQ10とワーファリンを併用して服用するとワーファリンの抗血栓作用を弱めてしまうことがわかっています。
また、甲状腺の治療薬も、コエンザイムQ10との飲み合わせが悪い薬の一つです。
コエンザイムQ10と甲状腺の薬を併用して摂ると、血圧が変動することがわかっています。
血圧が安定しないと甲状腺機能の改善効果が不十分になりますので、甲状腺の薬を服用している方は自己判断によるコエンザイムQ10の摂取は控えましょう。
ほかにも薬だけでなく漢方薬も、種類によっては効果を下げたり、または上げ過ぎたりしてしまう恐れがありますので、注意が必要です
何らかの薬、または漢方薬を服用している方は、必ず医師や薬剤師に相談してからコエンザイムQ10を摂取してください。

不足するコエンザイムQ10を補う場合、サプリメントでの摂取がおすすめです。
肉類や魚類などにもコエンザイムQ10は含まれていますが、ごく微量ですので、1日に必要な量のコエンザイムQ10を食事だけで補充するのは非常に難しいことです。
サプリメントであれば、コエンザイムQ10が含まれている食材を選ぶ必要もありませんし、必要な量を手軽に補えます。

コエンザイムQ10のサプリメントには、体内で一度還元型に変換されることで利用することができる「酸化型コエンザイムQ10」と、体内に吸収されるとそのまま利用することができる「還元型コエンザイムQ10」があります。
酸化型には還元型に転換されなければ体内で利用することはできません。
酸化型から還元型に変換される力は年齢とともに低下していきますので、年齢によっては酸化型のコエンザイムQ10を摂り入れても還元型に上手く変換されず、摂り入れた量の半分も体内で利用できない恐れがあります。

その点、還元型であれば変換する必要がないので、年齢問わず体内で利用されます。
以上のことから、加齢によるコエンザイムQ10不足を感じている方は、還元型コエンザイムQ10の補充がおすすめですよ。

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