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子供がコエンザイムQ10を摂取するとどうなる?

子供がコエンザイムQ10を摂取すると…?

コエンザイムQ10の重要性

コエンザイムQ10は人が生きて行くためには必要不可欠なエネルギーの生産効率を高める働きを持っています。
コエンザイムQ10が豊富に存在することで、体内のエネルギーは活発につくられます。
体内のエネルギーがたくさんつくられると、体力回復が早くなったり、痩せやすく太りにくくなったり、疲れにくくなったり、肌や髪の毛の再生や修復がスムーズに行われたりします。
反対に、コエンザイムQ10が減少すると、エネルギー生産効率が落ちますので、体はエネルギー不足に陥りやすくなり、疲れやすくなったり、太りやすくなったり、肌や髪の毛が衰えたりします。
また、コエンザイムが多く含まれている臓器は、心臓を始めとした肝臓、卵巣、精巣など、体の中でもとくに重要な臓器ですので、コエンザイムQ10が減少するとこれらの細胞の活性も低下し、それぞれの臓器が持つ機能が低下する恐れもあります。
さらに、コエンザイムQ10には強い抗酸化作用がありますので、活性酸素の増加によって発症、悪化するがんや生活習慣病のリスクを下げる働きもあります。

コエンザイムQ10には体の内側と外側、両方の健康を守る働きがあることから、子供の成長に良い影響を及ぼすのでは?と考える方もいます。
確かに、コエンザイムQ10は細胞の成長、再生、修復に大切な働きを持っている成分なのですが、子供への摂取はおすすめしません。

コエンザイムQ10を子供にすすめない理由は2つあります。
まず、一つにコエンザイムQ10の体内生成量にあります。

コエンザイムQ10は年齢とともに減少する

コエンザイムQ10は年齢とともに体内で生成される量が減少していきます。
上記でも述べたようにエネルギー生産効率が落ちると、エネルギーのつくられる量が減少しますので、それにより疲れやすくなったり、太りやすくなったりします。
このようなコエンザイムQ10不足を感じている場合、コエンザイムQ10の補充をおすすめします。

コエンザイムQ10の体内生成量はおよそ20歳がピークといわれていますので、20歳に満たない子供の場合、コエンザイムQ10不足に陥ることはまずありません。
簡単にいうと、子どもがコエンザイムQ10を補充する必要はないのです。

そしてもう一つの理由は心身の状態にあります。
子供の体は大人とは異なり体も心も成長中ですので、日々変化していきます。
心身が不安定な時期にサプリメントや薬などを摂ってしまうと、良くも悪くも強く影響が出てしまう恐れがあります。

以上の理由から、子供にはコエンザイムQ10の摂取は必要ないといってよいでしょう。
では、子供の健やかな成長のためにはどんな栄養が必要なのでしょうか?

子供の成長に必要な栄養成分は?

基本的に、大人も子供も、栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。
どれか一つの栄養を偏って摂るのではなく、様々な栄養を少しずつ、そして出来るだけたくさん摂ることが望ましいでしょう。
それでも、その人の健康状態によって特に摂った方が良いといわれる栄養は存在します。
そこで今回は、子供の成長期にとくに摂ってほしい栄養成分をご紹介します。

たんぱく質

たんぱく質は、糖質、脂質と並ぶ三大栄養素の一つで、エネルギー源としては欠かせません。
たんぱく質は臓器や筋肉、骨、血液、皮膚や髪など、様々な組織を構成していますので、不足すると体のあらゆるところで不具合が生じます。
大人はもちろん、子供の成長期にも欠かせない栄養成分が「たんぱく質」です。
一般的に1日に必要とされるたんぱく質の量は成人男性で約70g、成人女性で約60gとされていますが、男児の場合約90g、女児の場合約70gと、どちらも成人男性を越える摂取量が必要とされています。
つまり、たんぱく質はそれほど著しい成長を遂げる子供の成長には欠かせない栄養なのです。

カルシウム

ミネラルの中でも特に重要とされている一つが「カルシウム」です。
カルシウムは成長が著しい骨や歯の発育に必要不可欠なミネラルにもかかわらず、大人も子供も不足しやすいミネラルでもあります。
成長期にカルシウムが不足すると骨や歯が上手く成長せず、身長が伸びなかったり、骨や歯の質が悪くなったりと様々な弊害が生じます。
カルシウムの1日の目安摂取量は男児の場合約900mg、女児の場合約700mgといわれています。
成長期の子供はカルシウムが不足しても摂り過ぎることはほぼありませんので、カルシウムを多く含む小魚や乳製品、大豆製品などを積極的に摂るようにしましょう。

鉄分

ミネラルの中でもとくに重要とされている一つが「鉄分」です。
子供の体は成長とともに大きくなっていきますので、その分血液の量も増やす必要があります。
血液を増やすためには、造血作用のある鉄分が欠かせません。
とくに子供は鉄が不足することで貧血になりやすい傾向にありますので、普段から積極的に摂る必要があります。
また、女児は月経によって毎月のように血液の損失がありますので、男児よりも多めの鉄分が必要となります。
鉄分の1日の目安摂取量は男児の場合約11mg、女児の場合約14mgといわれています。
鉄分はレバーや牛肉、ひじきなどに多く含まれていますが、鉄は体内吸収が悪いので、ピーマンやブロッコリーなどのビタミンCが含まれているものや、緑黄色野菜などの葉酸が含まれているものと一緒に摂ると吸収率が上がります。
ちなみに、コーヒーに多く含まれるタンニンは鉄の吸収を阻害する作用を持っていますので、成長期の子供にコーヒーはおすすめしません。

亜鉛

ミネラルの中でも特に重要とされている一つが「亜鉛」です。
亜鉛は様々な代謝活動に関わっているだけでなく、味覚を正常に保ったり、皮膚や粘膜の健康維持をサポートしたりと体の様々な場所で重要な役割を担っています。
しかし、亜鉛はミネラルの中でも一番欠乏しやすいといわれています。
亜鉛が欠乏すると、味覚障害が起きたり、肌荒れや皮膚炎などの肌トラブルが起きたり、ほかにも、胃腸障害や免疫機能の低下、精神障害、脱毛など様々な弊害が生じます。
子供が亜鉛不足になるとたんぱく質の合成が低下しますので、成長が遅れるリスクが高まります。
また、亜鉛はカルシウムと一緒に摂ることで身長を伸ばす働きがありますので、カルシウムばかり摂っていても亜鉛が不足していると身長が上手く伸びません。
さらに、亜鉛には精神を安定させる働きもありますので、心が成熟していない青春期には必要不可欠なミネラルなのです。

ビタミンA

ビタミンの中でも特に重要とされている一つが「ビタミンA」です。
ビタミンAは眼の網膜に存在する神経伝達物質に必要不可欠なビタミンですので、不足すると、「夜盲症(暗い場所で目が見えなくなる)」になるリスクが上がります。
夜盲症の原因は遺伝などもありますが、後天的なものの原因のほとんどはビタミンA不足にあるといわれています。
また、ビタミンAが不足すると視力の低下やドライアイにも繋がりますので、PCやスマートフォンが普及している現代の子供にはとくに欠かせない栄養素の一つだといえます。
ビタミンAは脂溶性ビタミンですので、生で摂るよりも油で調理した方が効率よく摂ることができます。
ビタミンAはにんじんやほうれん草が多く含まれていますので、積極的に摂りましょう。

ビタミンC

ビタミンの中でも特に重要とされている一つが「ビタミンC」です。
ビタミンCといえば、シミやそばかすの原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用を持つことから、美肌や美白作用を持つビタミンというイメージがありますよね。
しかしビタミンCは、軟骨や皮膚を構成するコラーゲンの生成をサポートする働きも持っていますので、成長期の子供にも欠かせないビタミンなのです。
また、ビタミンCは体内で細菌やウイルスなどの外敵と戦ってくれる白血球の働きを強化してくれるので、免疫力の維持にも必要です。
さらに、ビタミンCは同じく成長期に欠かせない鉄分の吸収率を高めてくれる働きも持っています。
ビタミンCはたくさん摂っても必要量以外は体外へ排出されてしまうので摂り過ぎても体への影響はありませんが、体内で摂り溜めておくことが出来ませんので毎日積極的に摂る必要があります。

身長が伸びたり、体重が増えたり、血液の量が増えたり、自分の心と向き合ったりと成長期の体は心身ともに変化していきます。
健康な体と心をつくるためには栄養成分の摂取が欠かせません。
子供の健やかな成長のために、今回ご紹介した栄養素をメインに、栄養バランスの良い食事を目指しましょう。

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