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貝類が体に良いって本当?

貝類が体に良い理由

貝類は、古来より日本人に食べられてきた食材です。
日本各地にある貝塚がそれを証明しています。
具体的には、多くの貝類に含まれているミネラルやアミノ酸、ビタミン類が健康に効果的です。

多くの貝類に含まれている栄養素

ミネラル

貝類は、ミネラルを豊富に含んでいる食材です。
鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが貝類には含まれています。

鉄は、赤血球のヘモグロビンの材料となるミネラルです。
貧血予防などの健康的効果があります。

亜鉛

亜鉛は、300種類以上の酵素の組成に必要なミネラルです。
抗酸化作用、味覚異常の防止、精子を作る、胎児の健康な成長を促す、細胞分裂や新陳代謝を促すなど、その効果は多岐にわたります。

カルシウム

カルシウムは、骨や歯の構成要素として働くだけでなく、体内の生理機能の調整という働きもあるミネラルです。

マグネシウム

マグネシウムは、骨や歯の形成、体温や血圧の調整、タンパク質の合成やエネルギー代謝に関わるミネラルです。

カリウム

カリウムは細胞内液の中に存在するミネラルで、細胞内液の浸透圧の調整、筋肉機能の調整などの働きをします。

貝類は、アミノ酸がバランス良く含まれている

貝類は多くのアミノ酸が含まれている食材です。

アミノ酸とは

アミノ酸とは、簡単に言えばタンパク質を合成する材料です。
アミノ酸の中には体内で合成できる非必須アミノ酸と、体内で合成することができず、体外から摂取する必要がある必須アミノ酸があります。
必須アミノ酸は、9種類、非必須アミノ酸は11種類あります。

必須アミノ酸はもちろん体外から摂取しなければなりませんが、非必須アミノ酸も体内で合成できるからと言って不足しないわけではありませんので、体外からの摂取も重要です。
貝類には、必須アミノ酸も非必須アミノ酸も含まれていることが多いので、アミノ酸不足を防ぐことができる食材です。

タウリン

貝類の中に含まれるアミノ酸の中で特徴的なものが、タウリンです。
タウリンはタンパク質の合成には関与せずに単独で存在する遊離アミノ酸です。
タウリンの健康的効果は、主に肝臓において活躍します。

肝臓においてタウリンは、

肝細胞を再生する

タウリンは、肝臓の70%を構成する肝細胞の再生を促す働きがあります。

胆汁酸の分泌を促進する

タウリンは、肝臓で作られる胆汁酸の分泌を促します。
胆汁酸は、胆汁の主成分でコレステロールから作られます。
ですから、胆汁酸の分泌を促進することは、血中のコレステロールを減らすという効果が見込めます。

脂肪肝を予防する

脂肪肝とは、食べ過ぎや飲み過ぎなどが原因で肝臓に脂肪が溜まってしまう症状です。
脂肪肝は30代~40代にかけて多い症状で動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因となります。
タウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を体外に排出する働きがあるので、脂肪肝予防に効果的な栄養素です。

このようにタウリンは、肝臓の働きを助ける効果があり、肝機能の向上に効果的な栄養素です。

貝類は、ビタミンB群がバランス良く含まれている

ビタミンB群とは

ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチンの総称です。
ビタミンB群は、主に糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わる栄養素です。
ビタミンB群は、それぞれが相互に補って働くという性質があるので、バランス良く摂取することが大事です。

貝類には、ビタミンB群がバランス良く含まれていますが、特に貝類に共通して含まれていることが多いのが、ビタミンB12です。

ビタミンB12
貧血予防効果

ビタミンB12は、葉酸と協力して赤血球を作る働きをします。
赤血球のもとになる赤芽球が巨大化する巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12と葉酸が不足することで起こります。

神経を正常に保つ効果

ビタミンB12は、核酸の合成を助け神経機能を正常に保つ働きがあります。
また、ビタミンB12は末梢神経の傷を治す働きがあり、医療機関でも手足のしびれの症状にはビタミンB12が処方されることが多いです。

まとめ

貝類は、ミネラル、アミノ酸、ビタミンB群が豊富に含まれている食材です。
そして、これらの栄養素は加齢と共に不足しがちになりますから、しっかりと体外から摂取することが必要です。
貝類を食べることでこれらの栄養素を補給できることが、貝類が体に良いと言われる理由ではないでしょうか。

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