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しじみは痛風に効果があるって本当?

痛風とは?

痛風とは、足の指や足首、膝などに急に激痛が走る症状です。
日本で痛風を患っている人は、0.1~0.3%と言われており、そのうちの90%が男性です。
痛風の原因は、血液中の尿酸値の増加です。
血液中の尿酸値は、7mg/dL 以下が正常値であり、この数値を超えると高尿酸血症と定義され、一気に痛風になる確率が高まります。
尿酸値が高くなると、体内に蓄積した尿酸の結晶が関節炎を引き起こします。
これが痛風の原因です。

痛風にならないためにはどうすればいい?

痛風にならないためには、単純な話ですが、血液中に尿酸が溜まらないようにするしかありません。
重要なのは、食生活です。

  • 痛風によい食材を多く摂取すること
  • 痛風に悪い食材はなるべく控える

ということが私達にできる数少ない痛風対策です。

痛風の原因になるプリン体

プリン体という物質をご存知でしょうか?
プリン体とは、食物全体に含まれる旨み成分です。
プリン体と痛風の関係を簡潔に説明すると、プリン体は、肝臓において分解されるのですが、その過程で尿酸が作られます。
その後、尿酸は腎臓に運ばれて再吸収されるか尿として体外へ排出されます。
この工程が正常に行われていれば、問題はないのですが、何らかの原因で排出される尿酸の量のバランスがくずれることがあります。
そうなると血液中の尿酸値が高くなり、高尿酸血症になり痛風の原因となるわけです。

プリン体のある食べ物を控えればいい?

プリン体が分解されることで尿酸が作られるのですから、プリン体の含まれている食べ物を控えれば痛風が改善されるかというと一概には言えません。
なぜなら、体内にあるプリン体のうち食品から取り込まれるものは20%ほどであり、残りの80%は体内で作られるものだからです。
ただし、プリン体と尿酸値に深い関係性があることは事実ですから、痛風が気になる人はプリン体の多い食べ物は控えた方が良いです。
プリン体の一日の摂取量の上限は400mgです。

プリン体が多く含まれている食品

食品名 100gあたりのプリン体の含有量
さんまの煮干し 746.1g
レバー 210~320g
白子 300g

しじみは、痛風に効果的な食材なのか?

痛風に効果的な食材とは、プリン体含有量が少なく、痛風に良い効果を与える栄養素が含まれている食材のことですが、しじみはどうでしょうか?

しじみにプリン体はある?

しじみのプリン体含有量に関するデータは見つかりませんでしたが、しじみと同じくらいの大きさの貝類であるアサリが100gあたり145.5mgであることから、大体その程度であると推測できます。
プリン体がまったくないわけではありませんが、プリン体が多い食材ではないことは推測できます。

しじみに含まれる痛風に良い栄養素

カリウム、マグネシウム

カリウムは、ミネラルの一種で利尿作用がある成分です。
排尿を促すことで尿酸の体外への排出を促進し、血中への尿酸の蓄積を予防します。
また、クエン酸と結合してクエン酸カリウムになることで尿をアルカリ化します。
(尿が酸性になると尿酸が排出しにくくなります。
マグネシウムも同様の理由で尿の酸性化を防ぎ、尿酸の排出を促進する働きがあります。

ビタミンB群

ビタミンB群のうち、葉酸は

●プリン体の過剰生成を抑制する
●尿酸を生成するキサンチンオキシターゼという酵素を阻害する

という働きがあります。
このような理由から葉酸は痛風に良い効果を与える栄養素であるといえます。

また、肥満と痛風は深い関係性があります。

肥満と痛風の関係

痛風患者の60%は、肥満であると言われていて、肥満度が高いほど尿酸値が高くなる傾向があります。
ビタミンB群は、糖質や脂質の代謝と分解に関わっています。
ビタミンB群が不足して糖質や脂質をエネルギーに変えることが上手くできなくなれば、脂質が体内に蓄積し、肥満の原因となります。
ビタミンB群を十分に摂取することで肥満を防止することは、間接的に痛風を予防することにつながるのです。

ビタミンB群を十分に摂取することで肥満を防止することは、間接的に痛風を予防することにつながるのです。

このようにしじみは、

  • 高プリン体食品ではない
  • 痛風に効果的な栄養素である、カリウム、マグネシウム、ビタミンB群が含まれている

ことから痛風対策として効果的な食品です。

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