しじみはフリーズドライの方がいい?
フリーズドライとは
フリーズドライとは、食品をマイナス40℃程度で冷凍した後、真空状態で氷を蒸発させて乾燥させる真空凍結乾燥技術のことです。
フリーズドライは、
- 食品の長期保存ができる
- 栄養素が壊れにくい
- 復元性が高い
- 軽量である
というメリットがあり、多くの食品において利用される技術です。
特にインスタント食品(味噌汁、ふりかけ、お粥など)においてフリーズドライが利用されることが多いですね。
しじみのフリーズドライ
しじみのフリーズドライ食品として多いのは、インスタント味噌汁です。
しじみは、オルニチンやタウリンなど肝機能の向上に効果がある栄養素が豊富に含まれていますし、他にも必須アミノ酸やビタミン、ミネラルなど人体に必要な栄養素がバランスよく含まれている食品です。
しじみと言えば、味噌汁にするという調理方法が一般的ですが、しじみは砂を含んでいることが多いため砂抜きをしなければならず、調理に手間がかかります。
つまり、栄養価が高くてヘルシーな食材なのに、調理するのが面倒であるから、気軽に食べることができないということがしじみのデメリットです。
フリーズドライのしじみの味噌汁なら、調理に手間がかからないので大きなメリットになります。
フリーズドライのしじみは栄養価が落ちる?
フリーズドライは、多くのインスタント食品に使われる技術です。
インスタント食品というと、やはり気になるのは栄養価が落ちているのではないかという点です。
結論から言うと、しじみをフリーズドライ製法にしたから栄養価が落ちるということはほとんどありません。
フリーズドライのしじみを簡単に言うと、しじみから水分だけが抜いてあるだけの状態です。
例えば、ビタミンなどの栄養素は、熱に弱い性質があるため加熱処理をすると栄養価が落ちてしまいます。
フリーズドライ製法は、加熱処理をしないのでビタミンを始めとする熱に弱い栄養素が加熱処理をすることで失われてしまうという心配はありません。
フリーズドライ製法では、まず急速冷凍させ、その後に真空状態で水分だけを昇華させて乾燥させますから、栄養価はしっかりと残り、水分だけが抜けるという技術です。
このようなことを考慮すると、生のしじみに比べてフリーズドライのしじみの栄養価が極端に落ちると言うことは考えにくいです。
まとめ
栄養価が高くても、気軽に調理できないというのがしじみのデメリットですが、フリーズドライなら気軽にしじみを摂取できます。
このような「調理の気軽さ」がフリーズドライの一番のメリットではないかと思います。
フリーズドライなら長期保存も可能ですから、しじみのフリーズドライ食品を置いておけば、しじみをいつでも簡単に摂取できるのもフリーズドライのしじみの魅力です。