しじみの他にオルニチンを含む食品はある?
1日に必要なオルニチンの量としじみのオルニチン含有量は?
1日に必要なオルニチンの摂取量は、400mg~1000mgです。
オルニチンと言えばしじみが有名ですが、しじみのオルニチン含有量はしじみ100gに対して15mg程度です。
100gのしじみは、個数にすると35個くらいですからしじみ1個あたりのオルニチン含有量は0.4mgと考えることができます。
となると、400mgのオルニチンを摂取するためには1日1000個のしじみを食べなければならないのです。
このようなことを考慮すると、しじみに加えて他の食材からもオルニチンを摂取しなければ、十分なオルニチンを摂取することができません。
では、しじみ以外のどのような食材にどれくらいのオルニチンが含まれているのでしょうか?
オルニチンを含む食材
実は、しじみよりオルニチン含有量が多いシメジ
しじみよりもオルニチン含有量が多い食材があります。
それは、ホンシメジ、ブナシメジ、ブナピー、エノキタケ、エリンギ などのキノコ類です。
中でもホンシメジには、100gあたり160mgのオルニチンが含まれています。
単純計算でしじみの10倍以上、しじみ400個分のオルニチンが、含まれているということです。
ただ、ホンシメジは栽培が難しいため、流通も少なく値段も高額ですから日常的に摂取することは難しいです。
そこでオススメなのが、ブナシメジやブナピー、エリンギなど比較的安価なキノコ類です。
100gあたりのオルニチン含有量 | |
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ブナシメジ | 140mg |
ブナピー | 110mg |
エリンギ | 30mg |
エノキタケ | 14mg |
ブナシメジとは、一般的にスーパーなどに置いてあるシメジと呼ばれるもので、高級品と言われるホンシメジよりも安価で流通しています。
ブナピーとは、ホクト株式会社が開発した白いブナシメジで商品名です。
ブナシメジ、ブナピー、エリンギは、スーパーなどで売っています。
100gあたり100円前後で購入できますから、日常的にオルニチンを摂取したい人にはオススメです。
エノキタケは、100mgあたり14mgのオルニチンが含まれています。
上記で紹介したキノコ類に比べてオルニチン含有量が少ないと感じるかもしれませんが、それでもほぼしじみと同じくらいの量のオルニチンが含まれています。
エノキタケも100gあたり100円以内で購入できることが多く、庶民的な食材です。
魚類では、ヒラメ、キハダマグロ
ヒラメは高級魚ですし、キハダマグロも本マグロに比べれば安価ですが高級です。
また、オルニチン含有量も多くないです。
ヒラメには、100mgあたり0.6~4mgのオルニチンが含まれていて、キハダマグロには100gあたり2~7mgのオルニチンが含まれています。
チーズにもオルニチンが含まれている
チーズのオルニチン含有量は多くはありませんが食材としてアレンジがしやすく、使い勝手の良い食材です。
チーズは、100mgあたり0.8~8 mgのオルニチンが含まれています。
まとめ
現実的に考えると、しじみだけで必要なオルニチン量を摂取することは難しいです。
では、他の食材はどうかと言えば、他の食材の中でも圧倒的にオルニチン量が多いホンシメジでも、毎日250g以上食べなければならない計算になります。
そう考えると、食材から必要なオルニチン量を摂取することは難しいです。
ただ、しじみと他のオルニチンが含まれている食材を組み合わせた料理(例えば、しじみとシメジの味噌汁、シメジのチーズ焼きなど)を食事として食べることでオルニチンを効率良く摂取することができます。
どうしても、オルニチンを必要量摂取したいのなら、サプリメントを併用するというのもひとつの方法です。