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しじみに寄生虫の心配はある?

寄生虫とは

寄生虫とは、人や動物の体内に寄生して生きる小動物です。
寄生虫というと、どこか遠い海外の話のように思うかもしれませんが、日本国内においても食品を介して寄生虫に感染した事例は一定数あります。
有名どころは、サバやイカなどに寄生するアニサキスなどですね。
寄生虫に感染すると、様々な症状が出て場合によっては重症化することもあります。
例えば、アニサキスに感染した場合、激しい腹痛、嘔吐などを起こし、場合によっては腸に穴が空くこともあります。

貝類につく寄生虫

貝類にも寄生虫はつきますが、しじみなどの二枚貝には寄生虫はつきにくいと言われています。
しじみにつく寄生虫は、「棘口吸虫(きょくこうきゅうちゅう)」という寄生虫です。
人体への害は他の寄生虫と比べれば軽く、下痢や腹痛、発熱、嘔吐などです。

加熱すれば寄生虫は死ぬ?

寄生虫が死滅する加熱時間は、寄生虫によって違います。
例えばアニサキスは、60℃以上1分間以上の加熱で死滅すると言われています。
加熱調理すれば、ほとんどの寄生虫は死滅しますので、寄生虫対策としては最も有効な方法です。
さらに85℃以上で1分間以上加熱すれば、ノロウィルスなどのウィルスも感染力を失うので安心です。

チアミナーゼも過熱で軽減する

また、しじみなどの内臓には、チアミナーゼという酵素が含まれています。
チアミナーゼは、腸内でビタミンB1を破壊するという特徴がありますから、チアミナーゼが体内に入るとビタミンB1欠乏症になるおそれがあるのです。
ただ、このチアミナーゼも加熱することで働きを軽減、または失わせることができます。

過熱しても栄養素は失われない

「加熱すると、しじみの栄養素が失われるのでは?」
と心配になる人もいるかもしれませんが、しじみに含まれる栄養素は加熱しても効果を失うことはほとんどないので安心です。

冷凍すれば寄生虫は死ぬ?

アニサキスは-20℃以下で48時間以上冷凍することで死滅します。
通常寄生虫は、細菌に比べて冷凍に弱く、冷凍すればほとんどの寄生虫は死滅すると言われています(中には長時間生存する寄生虫もいます。
寄生虫対策として冷凍は完全な対策ではありませんが、有効な対策です。

しじみに寄生虫の心配はある?

しじみにつく寄生虫は、いることはいますが加熱調理をすればほとんど心配することはないでしょう。
しじみだけでなく貝類の生食は、ノロウィルスなどの細菌に感染したり、チアミナーゼによるビタミンB1欠乏症を引き起こすリスクがありますから避けた方が良いです。

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