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しじみにはレバーと同じくらい鉄分が含まれている?

鉄分の役割

鉄は、人体に必要なミネラルの一種です。
鉄の働きは、機能鉄と貯蔵鉄に分けられます。

機能鉄の働きは、ヘモグロビンの材料となることで赤血球を作ることを助けます。

ヘモグロビンは生きるために必要不可欠

ヘモグロビンは全身に酸素を運搬する働きをしますから、私たちが生きるために必要不可欠です。
鉄が不足するとヘモグロビンも不足しますから、貧血などの症状が出ることもあります。(貧血の90%は、鉄分不足によるものであると言われています。)

貯蔵鉄は、第二の鉄とも呼ばれ、普段は肝臓や脾臓に貯蔵されていて、体内の鉄が不足したときに使われます。

鉄はこのような造血作用、貧血予防効果のほかにも

  • エネルギー代謝に関わる
  • 肝臓の解毒作用に関わる
  • 活性酸素の除去

などの働きがあります。

エネルギー代謝において鉄分は欠かせない物質のひとつです。
鉄は、カタラーゼやベルオキシターゼなどの酵素の材料となり、エネルギー代謝や肝臓での解毒作用に関わります。
また、鉄分には、増えすぎた活性酸素を除去するSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)を活性化させる作用があります。
ただし、鉄分の過剰摂取によって、逆に活性酸素が発生する可能性もあります。

しじみとレバーの鉄分を比較

鉄分を含む食品と言えば、レバーが有名ですが、しじみも鉄分を多く含んでいます。
レバーとしじみの100gあたりの鉄分の含有量は以下の通りです。

牛レバー 4mg
鶏レバー 9mg
豚レバー 13mg
しじみ 5.3mg

意外かもしれませんが、実は、牛レバーよりもしじみの方が鉄の含有量が多いのです。
因みに、鉄の一日の必要量は、成人男性で7~7.5mg、成人女性で6~10.5mgです。

慢性肝炎やNASH(非アルコール性肝炎)を患っている人は、鉄の摂りすぎに注意

しじみやレバーは、鉄分を摂取するのに有効な食材ですが、慢性肝炎やNASH(非アルコール性肝炎)を患っている人は、鉄の摂りすぎに注意が必要です。
既に肝炎を患っている人が、鉄分を摂取しすぎると、肝臓に活性酸素を増やし、炎症を悪化させてしまう場合があるからです。

まとめ

鉄分は、

  • 貧血の予防
  • 肝臓での解毒作用
  • エネルギー代謝に関わる

など、私たちの体内において重要な役割を果たしています。

鉄分というと、レバーが思い浮かぶかもしれませんが、しじみにはレバーに引けを取らないくらい鉄分が含まれています。

しじみには、他にも多くの栄養素がバランスよく含まれています。
例えば、鉄分の効果である貧血の予防に関しては、しじみに含まれるビタミンンB12が鉄分と同じ働きをしますし、オルニチンやタウリンのように肝臓での解毒作用をサポートする成分も含まれています。
このように、しじみを摂取することで、多量の鉄分を摂取することができると共に、しじみに含まれている豊富な栄養素によって、鉄分を摂取することで得られる効果に加えて相乗効果を期待することができます。

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