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しじみにはビリルビンを下げる効果がある?

ビリルビンとは?

ビリルビンとは、赤血球が破壊されるときに生成される黄色い色素です。
血液中のビリルビンの量を示す数値として総ビリルビン値があります。
総ビリルビン値の基準値は、0.2~1.2mg/dL であると言われています。
総ビリルビン値が1.3以上になると、肝臓などの病気の疑いがあります。
ビリルビンは黄疸(肌や白目の部分が黄色くなる)の原因であり、総ビリルビン値が高くなると黄疸がでることもあります。
このように、総ビリルビン値は肝臓が健康であるかどうかを確認する基準になるものです。

総ビリルビン値が高かったら‥

総ビリルビン値が高い場合は、肝炎、肝硬変などの肝機能障害や胆道、胆管の疾患、溶血、敗血症などの病気の可能性があります。
自己判断は危険です。
医療機関で詳しく検査をすることをオススメします。

しじみはビリルビン値を下げるのに効果的?

ビリルビン値が上がる場合、何かしらの肝機能障害に陥っている可能性が高いです。
しじみには、

  • アンモニアを解毒するオルニチン回路の働きを助けるオルニチン
  • アルコールの代謝を助けるタウリン、アラニン
  • 脂肪肝の予防・改善効果があるイノシトール、メチオニン、ビタミンB12

など、肝機能の向上に効果がある栄養素が豊富に含まれています。
つまり、普段の食生活においてしじみを摂取することで肝機能が向上し、結果的にビルビリン値が上がることを防ぐことが期待できます。

総ビリルビン値が上がっているときにしじみを摂取すると逆効果?

しじみには、肝機能を向上させる効果があるため総ビリルビン値が上がることを防ぐ効果があります。
ただし、既に総ビリルビン値が上がっている人は注意が必要です。

肝臓疾患を患っている人にはしじみは逆効果

総ビリルビン値が基準値よりも上がっている場合には、肝炎や肝硬変などの肝臓疾患を患っている可能性が高いからです。
実は、しじみは肝炎や肝硬変など肝臓疾患を患っている場合に、肝機能を悪化させる危険性があります。
それは、しじみに豊富に含まれる鉄分に問題があるからです。
肝臓病などで肝機能が低下すると、肝臓が過剰に鉄を蓄積します。
鉄が過剰になると活性酸素が発生しやすくなり、肝臓の細胞を破壊します。
このような理屈で低下している肝機能をさらに低下させる危険性があるのです。
ですから、健康診断などで総ビリルビン値が上がってしまった人が、「しじみは肝機能向上に効果があるから」という理由だけでしじみを摂取すると、逆効果になる危険性があります。

総ビリルビン値が上がってしまった人は、医療機関で医師の診断を受けてください。

まとめ

ビリルビンとしじみの関係をまとめると

  • 総ビリルビン値は肝臓が健康であるかどうかの指標になる
  • しじみの肝機能向上効果により、総ビリルビン値が上がることを防ぐことができる
  • 肝炎などの肝臓疾患が原因で総ビリルビン値が上がっている場合にしじみを摂取すると症状が悪化する危険性がある

ということです。
しじみを摂取してビリルビン値を下げるのではなく、しじみを摂取することでビリルビン値が上がるのを防ぐことが重要です。

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