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しじみとプロペシアは相性がいい?

プロペシアとは

プロペシアとは、AGA(男性型脱毛症)の治療薬です。
AGAとは、成人男性に見られる症状で髪が薄くなるという症状です。

AGAの原因

AGAの根本的な原因は、男性ホルモンにあります。
男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつくことでジヒドロテストロンに変換されます。
このジヒドロテストロンが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結びつくことで、毛周期が乱れ、抜け毛の原因になるのです。

毛周期とは

通常、髪の毛は、成長期→退行期→休止期というサイクルで生え変わりを繰り返しています。
この一連の流れが毛周期です。
簡単に言えば、成長期には元気に伸び続けている髪の毛が、退行期に成長が止まり、休止期に抜け落ちるという流れですね。
毛周期は、3年~5年で一巡します。

プロペシアの作用

プロペシアは、5αリダクターゼの生成を抑える働きがあり、結果的にジヒドロテストステロンを減少させるため、毛周期が乱れることを防ぐのです。
これが、プロペシアがAGAの改善に効果的であるというメカニズムです。

しじみは、プロペシアのデメリットをサポートする

プロペシアは、発毛効果がない

基本的にプロペシアは、「抜け毛を防止する効果」がある治療薬であり、発毛効果はありません。
薄毛改善を目的とするならば、抜け毛を防止するのと並行して、発毛・育毛に効果的な栄養素を摂取することが重要です。
そこでオススメなのがしじみです。

しじみには、発毛・育毛効果がある栄養素が豊富

しじみに含まれる以下の栄養素には、発毛・育毛効果に期待ができます。

オルニチン

オルニチンは、しじみに含まれるアミノ酸の一種です。
オルニチンには以下のような理由から発毛・育毛効果があります。

成長ホルモンの分泌を促進する

オルニチンは成長ホルモンの分泌を促進するという効果があります。
成長ホルモンは、脳の下垂体から分泌されるホルモンです。
成長ホルモンは、IGF-1(インスリン様成長因子)を分泌させます。
そしてIGF-1は髪の毛を作る毛母細胞を活性化させる働きがありますから、色が濃く太い髪の毛を育てる効果があります。
薄毛というと、髪の毛の本数が少ないというイメージがありますが、髪の毛が細いことも薄毛の原因です。
オルニチンによって、毛母細胞が活性化し、色が薄く細い髪の毛から色が濃く太い髪の毛になることで薄毛が改善します。

ポリアミンの材料になる

ポリアミンは、体内でオルニチンやアルギニンを材料として産生されます。
ポリアミンは、細胞分裂に関して非常に重要な役割を持つ成分です。
髪の毛はケラチンというタンパク質が主成分です。
ポリアミンは、ケラチンを増やす効果がありますから、発毛・育毛に非常に有効な成分です。

ビタミンB群

しじみには、ビタミンB群がバランスよく含まれています。
ビタミンB群は、相互作用がありますから、しじみのようにビタミンB群がバランスよく含まれる食材を摂取することが効果的です。
ビタミンB群の中でも特にビタミンB2、ビタミンB6、ビオチンが育毛に効果的です。

ビタミンB2

ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。
皮脂が過剰分泌されると、フケや痒みなどが出て頭皮の環境が悪化し、抜け毛や薄毛の原因となります。
ビタミンB2には、皮脂の過剰分泌をコントロールする働きがあるので、頭皮環境を良くする効果があります。

ビタミンB6

ビタミンB6は、タンパク質を代謝するビタミンです。
タンパク質が髪の毛になる働きを促す効果があるので、育毛に効果的な成分です。

ビオチン

ビオチンは、ビタミンB7とも呼ばれるビタミンで髪の毛に欠かせない栄養素です。
ビオチンは、コラーゲンの生成に関わっています。
髪の毛の主成分であるケラチンを作るためには、コラーゲンが必要ですから、ビオチン不足は、発毛・育毛を阻害します。

プロペシアの副作用をしじみがフォロー

プロペシアの副作用として、危険性は低いですが肝機能の低下が挙げられます。(臨床試験において0.2%の確率で肝機能障害が確認されています。)
これは、プロペシアに限られたものではなく、多くの治療薬で肝機能低下の副作用があります。
私達が摂取したものは肝臓で代謝されるからです。
ひとつ言えるのは、プロペシアは少なからず肝臓に負担をかけるという事です。

しじみには、以下の肝機能をサポートする栄養素が含まれています。

オルニチン

オルニチンは、オルニチン回路を構成する成分です。オルニチン回路とは、肝臓に存在する代謝経路で、体内でタンパク質を分解した際に発生する有害なアンモニアを、無害な尿素に分解する働きがあります。オルニチンは、この肝臓のオルニチンサイクル(解毒機能)をサポートします。

タウリン、アラニン

私たちが摂取したアルコールは肝臓で分解されます。
アセトアルデヒドは、アルコールを分解する過程で産生される体に有害な物質です。
アラニンは、このアセトアルデヒドを分解する酵素を増やす働きがあります。
タウリンもアセトアルデヒドの代謝を促進します。
また、タウリンには肝細胞を修復する働きもあり、肝機能の低下を防止します。

イノシトール、ビタミンB群

脂肪肝とは、脂肪の摂りすぎなどが原因で肝臓の周りに脂肪が蓄積する病気で、放置すると肝硬変や肝臓ガンに進行するため注意が必要な症状です。また、脂肪が肝臓に蓄積することで肝機能の低下を引き起こします。
イノシトールは、抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれ、肝臓への脂肪の蓄積をコントロールする働きがあります。
ビタミンB群(特にビタミンB6)は、脂質の代謝を促進します。

このように、しじみにはあらゆる面で肝臓を保護する栄養素が含まれているため、肝臓の働きをサポートし、脂肪肝を予防することで肝臓の負担を減らすことができます。
しじみを摂取することで、プロペシアの副作用が起きる確率を減らすことができるのです。

まとめ

プロペシアは、AGAを改善する治療薬として有名ですが、

  • 抜け毛防止効果はあるが、育毛・発毛効果はない
  • 危険性は少ないが、肝機能障害の副作用がある

というデメリットがあります。
しじみを摂取することでこの二つのデメリットをフォローすることができますから、プロペシアとしじみは相性が良いと言えそうです。

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