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しじみとあさりの違い

しじみとあさりの生態の違いは?

しじみとあさりは、同じ二枚貝であり、栄養価が高いという点で共通していますが、多くの相違点もあります。

種別の違い

しじみは、しじみ科に分類される二枚貝です。
あさりは、マルスダレガイ科に分類される二枚貝です。
このように、しじみとあさりは、見た目はよく似ていますが、学術上は違う種類に分類されます。
ちなみに、ハマグリはマルスダレガイ科に分類されますので、あさりの仲間です。

生息域の違い

しじみは、海水と淡水の入り交じった河口付近に生息しています。
しじみの住みやすい塩分濃度は、0.3%~1%程度であると言われています。
あさりは海の浅瀬に生息しています。

見た目の違い

しじみの大きさは2~3㎝です。
しじみは、貝殻の表面に細かい筋がありますがざらざらしていません。
貝殻の色は、黒色が多いです。

あさりの大きさは4cm~最大で6㎝程度です。
あさりは、貝殻の表面に筋がありざらざらしています。
あさりの貝殻の色や模様は多くの種類があり、これは外敵から身を守るためであると言われています。

旬の時期の違い

あさりは、3月~6月が旬の時期です。
しじみは、種類によって旬の時期が異なるのが特徴的です。
やまとしじみは、夏が旬の時期ですが、ましじみは、冬が旬の時期です。

しじみとあさり栄養価の違いは?

しじみとあさりに含まれている栄養素を比較すると、共通点と相違点があります。
共通点としては、ビタミンB12やミネラルが豊富に含まれていることです。

細かく比較すると、鉄分、亜鉛、オルニチン、ビタミンEは、しじみの方が多く含まれています。
特にオルニチンはしじみの方が、圧倒的に含有量が多いです。
オルニチンとは、肝機能の向上に効果があるアミノ酸として有名ですから、肝機能向上を目的とするならばあさりよりしじみを食べた方が良いです。

ビタミンB12やタウリンは、しじみよりもあさりが多く含まれています。
ちなみにビタミンB12は、核酸の合成、赤血球の合成、ホモシステイン濃度を下げるなどの働きがあります。
タウリンは、肝臓をサポートする、コレステロール値を下げるなどの働きがあります。
コレステロール値の改善を目的とするならば、タウリンが豊富なあさりがおすすめです。

成分含有量

しじみが100gあたり32.4㎎であるのに対して、あさりには、100gあたり421㎎のタウリンが含まれています。

まとめ

しじみとあさりは、種別や見た目、生息域も違いますから判別は簡単です。
栄養価に関しては、しじみもあさりも豊富な栄養素を含んでいるという点で共通しています。
例えば、ビタミンB12などあさりの方が多く含まれている栄養素もありますし、オルニチンのようにしじみの方が、圧倒的に含有量が多い栄養素もあります。
しじみもあさりも甲乙つけがたいくらいに豊富な栄養素を含んでいますが、全体的に見るとしじみの方が、栄養素が豊富です。

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