妊娠中はすっぽんのサプリメントがオススメ
妊娠中はすっぽんのサプリメントで栄養補給
疲労回復や滋養強壮に効果があり、スタミナ食として広く親しまれているすっぽん。
そのため、もう一人の命を宿している妊娠中の女性にも、精の付く食べ物として効果を発揮します。
妊娠中の女性はどうしてもホルモンバランスが乱れやすく、食欲不振に陥ることも少なくありません。
すっぽんは古くから栄養豊富な食品として知られ、高たんぱく低カロリーで、各種アミノ酸やビタミン、鉄や亜鉛といった各種栄養素が豊富です。
すっぽんのサプリメントであれば、僅かな量でもすっぽんの豊富な栄養素を補給できます。
今回は、妊娠中にすっぽんのサプリメントをオススメする理由についてお話します。
すっぽんのサプリメントで妊娠初期のつわりを緩和
妊娠初期はホルモンバランスが乱れる
女性は妊娠すると、暫くの間ホルモンバランスが崩れ、つわりがひどくなります。
通常生理は、卵胞を成熟させるエストロゲンと、排卵を促し子宮内膜を作るプロゲステロンが交互に一定の周期で分泌されます。
性行為の後、無事卵子と精子が受精し、受精卵が子宮に着床すると胎盤が形成されます。
胎盤が形成されると、ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン(hCG)という特殊なホルモンが分泌され、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌を持続させます。
プロゲステロンは子宮内膜を肥厚させ、子宮内で胎児が育成できる環境を整えます。
本来であればエストロゲンと入れ替わるはずのプロゲステロンが分泌され続けるので、妊娠初期の15週までの間、外見の変化は無くともホルモンの分泌バランスが変化するので、体調が変化します。
ホルモンバランスが乱れると自律神経も乱れる
例えば、つわりが生じたり、味覚が変化したりします。
また、ホルモンバランスが崩れると生理機能を調整する自律神経が乱れ、眠気が激しくなったり、頻尿や便秘になったりします。
自律神経が乱れると、精神面でも変化が生じ、イライラや不安が募り感情が不安定になります。
これらの症状は、妊娠中期の安定期に入り、ホルモンバランスが落ち着くまで続きます。
すっぽんで妊娠初期の自律神経の乱れを緩和
すっぽんは、妊娠初期のホルモンバランスの乱れで生じる自律神経の乱れを緩和する栄養素があります。
自律神経は活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経が交互に切り替わることで生理機能を調整します。
しかし、初期妊娠でホルモンバランスが崩れると、交感神経が優位になり、副交感神経と上手く切り替えができなくなります。
興奮した交感神経を鎮静化し、副交感神経を優位にするのが、脳内で抑制性の脳内ホルモンとして作用するセロトニンやGABA(ギャバ)です。
脳内でセロトニンやGABAが分泌されると、気分が落ち着き、精神面が安定化します。
また神経の興奮が沈静化するので、自律神経も改善します。
セロトニンには必須アミノ酸のトリプトファンが、GABAには非必須アミノ酸のグルタミン酸が必要で、さらにどちらの生産にもビタミンB6の関与が必要です。
すっぽんはこれらの栄養素を含有しているので、脳内でセロトニンやGABAが生産される確率が増えます。
高級料理のすっぽんは毎日食べられませんが、すっぽんのサプリメントならすっぽんのこれらの栄養素を補給できます。
すっぽんのサプリメントを摂取すると、初期妊娠期間中の自律神経の乱れが緩和し、つわりを軽くできます。
妊娠中の栄養補給にすっぽん
妊娠中は普段より多くの栄養素が必要
妊娠中は自分以外に胎児の栄養も必要なため、普段よりも多く摂取が必要な栄養素があります。
厚生労働省が定める2015年度版の『日本人の食事摂取基準』では、妊娠中に普段より多く摂取が必要な栄養素とその推奨量が挙げられています。
すっぽんが含有する栄養素の中で、妊娠中により多く摂取が必要な栄養素は以下の通りです。
なお、表は18~29歳の女性の推奨量を、すっぽんの栄養素は100gあたりの含有量を基準にしています。
通常の推奨量・或いは目安量 | 妊娠中の推奨量 | 妊娠中の目安量 | すっぽんの含有量 | |||
初期 | 中期 | 後期 | ||||
たんぱく質 | 50g | - | +10mg | +25mg | - | 16.4g |
ビタミンA | 650μg | - | - | +80μg | - | 94μg |
ビタミンB1 | 1.1mg | +0.2mg | +0.2mg | +0.2mg | - | 0.91mg |
ビタミンB2 | 1.2mg | +0.3mg | +0.3mg | +0.3mg | - | 0.41mg |
ビタミンB6 | 1.2mg | +0.2mg | +0.2mg | +0.2mg | - | 0.11mg |
葉酸 | 240μg | +240μg | +240μg | +240μg | - | 16μg |
ビタミンB12 | 2.4μg | +0.4μg | +0.4μg | +0.4μg | - | 1.2μg |
パントテン酸 | 4mg | - | - | - | 5mg | 0.2mg |
ビタミンD | 5.5μg | - | - | - | 7μg | 3.6μg |
ビタミンE | 6mg | - | - | - | 6.5mg | 1mg |
ビタミンK | 150μg | - | - | - | 150μg | 5μg |
鉄 | 6.0mg※1 | +2.5mg | +15mg | +15mg | - | 0.9mg |
亜鉛 | 8mg | +2mg | +2mg | +2mg | - | 1.6mg |
※1 妊娠中は月経が止まっているので、この数値は月経が無い女性の基準値です。
以上の表のように、妊娠中は様々な栄養素を普段より多く摂取する必要があります。
すっぽんは高たんぱくな食品なので、胎児の育成に必要なたんぱく質の補給に最適です。
さらに、すっぽんのサプリメントを補助食として摂取すると、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンDなどのビタミン類や、鉄や亜鉛といった不足しがちな栄養素も効率的に補えます。
妊娠中は特に亜鉛の補給が重要
妊娠中に積極的に摂取したい栄養素が、すっぽんに豊富な亜鉛です。
亜鉛はたんぱく質の合成や細胞分裂に必要なミネラルで、妊娠14週目あたりから妊婦の血液中の亜鉛が急激に減少します。
この時期に亜鉛不足を放置すると、胎児の成長が阻害され、低身長・低体重といった発育障害が生じる可能性が高くなります。
亜鉛不足とそうでない場合とでは、未熟児として生まれる確率は10倍近くも跳ね上がります。
亜鉛はもともと日本人の食生活で不足しがちで、しかも吸収率が悪い栄養素です。
亜鉛は良質なたんぱく質と一緒に接すると吸収率が上がるので、たんぱく質が豊富なすっぽんは妊娠中の亜鉛補給に最適な食材です。
まとめ
妊娠中はホルモンバランスが崩れ自律神経が乱れるので、つわりが重くなったり、精神的に不安定になったりします。
すっぽんは自律神経の乱れを鎮静化する、脳内ホルモンの原料となるアミノ酸やビタミンB6を含有しているので、妊娠初期の自律神経の乱れによる体調不良を緩和します。
また、妊娠中は普段よりも多くの栄養素が豊富なので、各種栄養素が詰まったすっぽんは妊娠時の栄養補給に最適です。
すっぽん自体を毎日摂取するのは困難ですが、すっぽんのサプリメントであればすっぽんの栄養素を毎日手軽に摂取できます。
妊娠中の栄養補給に、すっぽんのサプリメントは最適です。