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すっぽんとプラセンタの相乗効果

プラセンタを配合したすっぽんサプリメントは効果があるの?

滋養強壮や疲労回復に効果があり、古くから漢方薬としても用いられてきたすっぽん。
特にすっぽん料理を食べると、翌日お肌がプルプルになるので美容効果も高い食品としても親しまれ、すっぽんのサプリメントも人気を集めています。

すっぽんのサプリメントの中には、プラセンタを配合した商品も販売されています。
プラセンタというと余り耳慣れない成分ですが、すっぽんにプラセンタを配合するとどのような効果があるのでしょうか?
今回は、すっぽんとプラセンタの効果についてお話します。

プラセンタとは

プラセンタとは、胎盤から抽出した成分から製造された医薬品や健康食品のことです。
動物の中には、出産の際に排出した胎盤を食べるものがいます。
胎盤はたんぱく質が豊富で、直前まで胎児を育成していたので各種ホルモンも残留しています。
そのため、出産で体力が低下した動物の母体には非常に良い栄養補給になります。

胎児を育む胎盤は、科学的な知識が乏しかった古代の人々の間で神秘的な力が宿ると考えられ、不老長寿の妙薬としてクレオパトラや秦の始皇帝も愛用していたと言われています。
実際に人由来のプラセンタは傷の修復を促進する作用があり、医薬品として使用されます。
しかし、人由来のプラセンタは医薬品でしか許可が出ないため、健康食品として販売されているプラセンタは牛や豚、馬、羊などの哺乳類の胎盤から抽出した成分です。

プラセンタの成分

プラセンタの主成分は、リジン、アラニン、アスパラギン酸などのアミノ酸です。
他にもビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEといった各種ビタミンや、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛といった必須ミネラルも含有しています。

また肝細胞増殖因子、上皮細胞増殖因子、神経細胞成長因子、線維芽細胞増殖因子、インスリン様成長因子など、細胞分裂を活性化する内因性たんぱく質が豊富です。
これらの因子は僅かな量でも効果を発揮するので、プラセンタの有効成分として作用します

すっぽんとプラセンタの効果

プラセンタは様々な成長因子が含まれているため、アンチエイジングに効果があると言われています。
一方、すっぽんは体の成長に必要な各種アミノ酸やビタミン類、体を作るミネラルの鉄、亜鉛などが豊富です。
すっぽんと共にプラセンタを摂取すると、すっぽんの栄養素とプラセンタの成長因子が相乗効果を発揮し、様々な健康上の悩みを解決してくれます。
すっぽんとプラサンタがどのような相乗効果を発揮するのか、詳しく見ていきましょう。

美肌効果

肌は外の環境やウィルス、紫外線などから皮膚の下の組織を守るため傷つきやすく、組織の機能を保つために他の組織に比べ新陳代謝※1が早い性質があります。
しかし、加齢やストレスなどで新陳代謝が衰えると皮膚の健康が保たれなくなり、シミやシワが増えます。

※1 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞を入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

肌の新陳代謝の活性化
すっぽんの新陳代謝活性化作用

肌の新陳代謝には成長ホルモンの分泌が必要で、すっぽんは成長ホルモンの分泌を促す非必須アミノ酸のアルギニンが豊富です。
また、皮膚の細胞はたんぱく質でできており、たんぱく質の合成や細胞分裂を促す亜鉛も豊富です。
さらに、皮膚はケラチンと呼ばれる特殊なたんぱく質でできているので、ケラチンの材料となる含硫アミノ酸のメチオニンやシステインも含有しています。

プラセンタの新陳代謝活性化作用

プラセンタの上皮細胞増殖因子は、表皮や真皮を構成する細胞を活性化し、細胞分裂を促進する作用があります。
プラセンタの上皮細胞増殖因子で肌の新陳代謝が活性化し、すっぽんの豊富なアミノ酸が肌を作る材料となるので、相乗効果で美肌を実現できます。

コラーゲンの合成

コラーゲンは、肌の保湿成分となるたんぱく質です。

すっぽんのコラーゲン合成作用

すっぽんはコラーゲンの材料となるグリシン、アラニン、プロリン、リジン、アルギニン、アスパラギン酸といった各種アミノ酸が豊富です。
また、コラーゲンの補因子となる鉄や、補酵素として作用するビタミンCも含有しています。

コラーゲンは、線維芽細胞で様々な酵素が関与して合成されます。
すっぽんは、この繊維芽細胞で作用する酵素の合成に必要な亜鉛も豊富です。

プラセンタのコラーゲン合成作用

プラセンタは繊維芽細胞を活性化する線維芽細胞増殖因子を含有しているので、コラーゲンの生産力が向上します。
すっぽんとプラセンタの相乗効果で、潤いある肌が実現できます。

更年期障害の改善

更年期障害の原因

更年期障害は加齢により卵巣で生産される女性ホルモンの分泌が、急激に減少することで発生します。
更年期障害になるとイライラや不安、倦怠感といった精神的な不安定さに始まり、動悸や息切れ、頭痛などの肉体的な苦痛に襲われます。

性ホルモンの分泌の命令は脳下垂体の視床下部で行われます。
しかし、卵巣で女性ホルモンの分泌が指令通りに行われないと、視床下部が混乱します。
視床下部は自分の意思ではコントロールのできない生理機能を調整する自律神経も司っているので、連動して自律神経も乱れ、更年期障害の様々な症状が現れます。

自律神経の乱れを改善
プラセンタの自律神経調整作用

胎盤には女性ホルモンが残留していますが、その抽出成分のプラセンタには女性ホルモンは存在しません。
一方、プラセンタの神経細胞成長因子は自律神経を整え、ホルモンバランスを調整する作用があるため、更年期障害の原因である自律神経やホルモンバランスの乱れを整えます。

すっぽんの自律神経調整作用

すっぽんに豊富なグルタミン酸は、自律神経の興奮を鎮静化する脳内ホルモンのGABA(ギャバ)の材料になります。
脳内でGABAが分泌されると、落ち着いた心地となり、イライラや不安が払しょくされ、自律神経の副交感神経が優位になるので動悸や息切れ、頭痛などが緩和します。
さらに、すっぽんは別名「神経のビタミン」と呼ばれるビタミンB12も豊富で、末梢神経を修復し、自律神経の乱れを回復する作用もあります。

ダイエットと筋肉の肥大化

ダイエットを成功させるには、運動で筋肉を肥大化させ、体内に蓄積した脂肪を燃焼する必要があります。
すっぽんとプラセンタを同時に摂取すると、相乗効果でダイエットと筋肉の肥大化を同時に実現できます。

すっぽんは筋肥大に必要な栄養素が豊富

筋肉の肥大化には運動以外に、良質なたんぱく質や成長ホルモンの分泌が必要です。
すっぽんは体を作る9種類の必須アミノ酸が全て揃っている以外に、成長ホルモンの分泌を促す非必須アミノ酸のアルギニンや、細胞分裂を促進する亜鉛も豊富です。

プラセンタのインスリン様成長因子でダイエット

プラセンタにはインスリン様成長因子という、インスリンと似た作用があるたんぱく質が存在します。
このインスリン様成長因子は肝臓が成長ホルモンの分泌を受けて生産するたんぱく質で、インスリンに似た作用があります。
インスリン様成長因子は筋肉の成長に必要なたんぱく質の合成を促すだけでなく、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンや中性脂肪を分解し、血糖値を上昇させる作用もあります。

血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンが分泌され、血液中のグリコーゲンや中性脂肪の分解で生じたグルコース(ブドウ糖)を細胞に吸収し、エネルギーとして消費します。
その結果、筋肉の肥大化に必要なエネルギー源が確保され、肝臓に蓄積された余分なエネルギーも燃焼されるのでダイエットにも効果を発揮します。

疲労回復効果

肝臓はエネルギーを生産したり、蓄えたりする器官です。
肝臓でエネルギーを生産するには、補酵素として作用するビタミンB群が必要です。
すっぽんは主に糖質をエネルギーに代謝※2するビタミンB1、脂質をエネルギーに代謝するビタミンB2、体内のエネルギー生産の6割に関与するナイアシンが豊富です。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

肝臓内のグリコーゲンや中性脂肪はプラセンタのインスリン様成長因子で分解され、すっぽんのビタミンB群で肝臓の細胞に取り込まれ、エネルギーとして消費されます。
その結果、肝臓の脂肪が減り、ダイエット効果が高まり、疲労回復効果も発揮します。

肝機能の向上

肝臓は解毒器官

肝臓はエネルギーの生産以外に、各種たんぱく質や酵素の合成など様々な役割があり、その中でも解毒は生体を維持するために重要な肝臓の役割の一つです。
体内に侵入、或いは発生した毒素は血液で肝臓に運ばれ、様々な形で処理され体外に排泄されます。
一方で、肝臓がそれらの毒素を処理している間に、毒素が肝臓の細胞を侵し殺してしまいます。
そのため、肝臓は他の臓器に比べ細胞分裂を活発に行い、死んだ肝臓の細胞を補給します。

しかし、加齢で肝臓の新陳代謝が低下し、肝細胞の分裂が遅くなると、毒で死んだ肝臓の細胞を補う速度も低下します その結果、肝機能の低下を招きます。

プラセンタの肝細胞増殖因子が肝細胞を増やす

プラセンタは肝細胞増殖因子を含有しています。
肝細胞増殖因子は肝細胞の細胞分裂を活性化する作用があり、加齢で新陳代謝が低下した肝臓の機能を向上させます。

すっぽんの栄養素が肝臓の解毒作用を促進

すっぽんは肝臓の解毒作用を促進する、様々な栄養素が豊富です。
例えば、アルコールは体内に入ると毒と見なされ、肝臓で解毒されますが、その時にすっぽんに豊富なビタミンB1とナイアシンがアルコールの代謝を早めます。
また、体内に発生するアンモニアも肝臓の尿素回路で処理されますが、すっぽんに豊富なアルギニンとアスパラギン酸は尿素回路を活性化し、アンモニアの処理速度を促進します。

さらに、体内に入った毒物を包み込み、体外に排泄する成分にグルタチオンがあります。
グルタチオンは肝臓でアミノ酸のグルタミン酸、システイン、グリシンを原料に生産されますが、すっぽんはこれらのアミノ酸も豊富に含有しています。
すっぽんの栄養素で解毒作用が高まることで、他の肝臓の機能が向上します。

まとめ

市販されているプラセンタは動物の胎盤から抽出した成分で、細胞分裂を促進する様々な内因性たんぱく質を含有しています。
すっぽんは各種アミノ酸が豊富なので、プラセンタと一緒に摂取すると内因性たんぱく質との相乗効果で美肌や筋肥大、肝機能の向上などの効果を発揮します。
また、プラセンタは自律神経を整えエネルギー生産を向上させる作用もあるので、すっぽんのビタミンB群との相乗効果で更年期障害やダイエットにも効果を発揮します。
美容と健康に、すっぽんとプラセンタはとても相性の良い組み合わせです。

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