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すっぽんで精神が安定する

すっぽんは精神を安定化させる

ストレスが多い現代社会では、精神が不安定になりがちです。
精神が不安定になるのは全て心の問題だと思われがちですが、実は栄養不足も精神を不安定にさせる要因です。
滋養強壮や精力増進に効果があるスタミナ食として親しまれているすっぽんは、精神を安定化させる効果もあります。
今回は、すっぽんがなぜ精神を安定化させられるのかをお話します。

精神の不安定化は脳内ホルモンが関係している

私たちは普段の生活で、様々なストレスを受けています。
ストレスが蓄積すると、身体的にも精神的にも悪い影響が出るため、ストレスと対抗するために脳内では20種類もの脳内ホルモンが分泌されます。
脳内ホルモンはストレスに対し力技で対抗する興奮性の脳内ホルモンと、ストレスを受け流す抑制性の脳内ホルモンがあり、ストレスに応じて分泌されるホルモンが異なります。
脳内ホルモンが分泌されると、人は特定の感情に支配されると同時に、身体機能が向上したり、或いは低下したりします。

脳内ホルモンは加齢で減少することが知られており、脳内ホルモンの分泌が減少すると情緒不安定になり、記憶障害やうつ病などを引き起こします。
脳内ホルモンを生産するには、材料となる栄養素を摂取する必要があります。

すっぽんは脳内ホルモンの材料が豊富

すっぽんは低カロリー高たんぱくの健康食品で、各種アミノ酸を豊富に含有しています。
また、ビタミンB群をはじめとした各種ビタミンやミネラル、必須脂肪酸なども豊富です。
すっぽんはこれらの栄養素の相乗効果で脳内ホルモンを生産し、脳の機能を正常に保てます。
すっぽんのどの栄養素が精神安定化に効果を発揮するのか、詳しく見てみましょう。

チロシンでドーパミンを作る

ドーパミンが不足すると精神的に不安定になる

ドーパミンはストレスに対抗する三大脳内ホルモンの一つで、興奮性の脳内ホルモンです。
ドーパミンは快楽を司る脳内ホルモンで、俗に「報酬系」と呼ばれ、ドーパミンが分泌されると人の心は楽しい気分に支配され、やる気が漲ってきます。
また、身体機能が向上し、疲れを感じなくなります。
しかし、ドーパミンが増えすぎると感情の抑えが効かなくなり、攻撃的になる場合があります。
一方、加齢などでドーパミンの分泌が少なくなると、集中力が持続せず、精神的に不安定になり、何事もやる気がなくなるうつ病を発症してしまします。

ドーパミンの生産には非必須アミノ酸のチロシンや、その前駆体である必須アミノ酸のフェニルアラニン、そしてたんぱく質の代謝に関与するビタミンB6が必要で、すっぽんは全て含有しています。
すっぽんでドーパミンの分泌が増えると、不安が消えやる気もみなぎってくるので、精神的にも安定化します。

トリプトファンでセロトニンを作る

セロトニンが不足すると精神的に不安定になる

セロトニンも三大脳内ホルモンの一つで、ドーパミンとは違い抑制性の脳内ホルモンです。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれ、セロトニンが分泌されると人は幸せな気分になり、緊張がほぐれ、リラックスした心地になります。
セロトニンはドーパミンの暴走を抑制する作用があり、精神を安定化する効果があります。
また、セロトニンは睡眠ホルモンのメラトニンの前駆体で、日中に生産されたセロトニンの量によって夜間に分泌されるメラトニンの生産量が決まります。
睡眠も精神を安定化させる効果があるので、精神安定化にはセロトニンが必要不可欠です。

セロトニンの生産には必須アミノ酸のトリプトファンとビタミンB6が必要で、すっぽんはこの両方を含有しています。
また。体内でエネルギーを生産するビタミンB群のナイアシンが不足すると、トリプトファンを代謝※1してナイアシンが作られるので、セロトニンの生産量が減ってしまいます。
すっぽんはナイアシンも豊富に含有しているので、セロトニンの生産量減少を抑制できます。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

グルタミン酸でGABAを作る

GABAが精神を安定させる

GABA(ギャバ)は、セロトニンと同様に抑制性の脳内ホルモンです。
GABAは鎮静効果が有り、GABAが脳内に分泌されると気分が落ち着き、不安が払拭され、興奮した神経も沈静化します。
GABAもセロトニンと同様に、興奮性の神経伝達物質の分泌を抑制する作用があります。

GABAを生産するには、すっぽんに豊富なグルタミン酸とビタミンB6が必要です。
すっぽんを摂取すると、GABAが生産でき、精神を安定化できます。

ロイシンでエンドルフィンの代用にする

エンドルフィンが精神を安定させる

脳内ホルモンのエンドルフィンは興奮性の脳内ホルモンで、鎮痛作用があり、肉体的な痛みや心の悲しみなどのストレスを感じた時に分泌され、人に多幸感を与え、体や心の痛みを緩和します。
その鎮痛作用の高さから俗に「脳内麻薬」とも呼ばれ、鎮痛剤としても使用される麻薬のモルヒネの実に6倍もの鎮痛効果を発揮します。

すっぽんは、このエンドルフィンの代用として作用する必須アミノ酸のロイシンが豊富です。
悲しく心が不安定になった際にすっぽんでロイシンを摂取すると、エンドルフィンの代用として作用し、悲しみが和らぎ、心が安定化します。

成分含有量

すっぽんはロイシンを100gあたり1,043mg含有します。

ビタミンB1で脳にエネルギーを与える

ビタミンB1が不足すると精神的に不安定になる

脳にエネルギーが不足すると、脳の機能が低下してイライラが生じ、精神が不安定化します。
脳は基本的にグルコース(ブドウ糖)しかエネルギー源としません。
ビタミンB1が不足すると、脳細胞にエネルギーを供給できず、脳の疲労が蓄積し感情のコントロールができなくなります。

脳でグルコースをエネルギーに代謝する際に補酵素として作用するのが、すっぽんに豊富なビタミンB1です。
すっぽんでビタミンB1を摂取すると、脳にエネルギーが供給されて疲労が回復し、精神が安定化します。

成分含有量

すっぽんはビタミンB1を100gあたり0.91mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の75.8%に相当します。

ビタミンB12で脳細胞の減少を防ぐ

脳細胞が減少すると、パニック障害や認知症などを引き起こし、精神も不安定化します。
すっぽんが豊富に含有するビタミンB12は、別名「神経のビタミン」と呼ばれ、神経細胞の修復や再生、末梢神経を正常に保つ役割があります。
ビタミンB12は脳細胞の修復にも携わっており、すっぽんでビタミンB12を摂取すると脳細胞の減少を食い止め、精神の安定化を保てます。

成分含有量

すっぽんは100gあたりビタミンB12を1.2μg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の60%に相当します。

カルシウムで神経を安定化

カルシウムは天然の精神安定剤とも言われ、神経細胞で情報伝達物質として作用し、精神が興奮してイライラする状態を抑制する作用があります。
通常、すっぽん料理として提供される肉にはカルシウムはほとんど含有していませんが、すっぽんを丸ごと加工しているサプリメントであれば骨も含有しているので、カルシウムの摂取が可能です。

まとめ

すっぽんに豊富なアミノ酸とビタミンB群は、脳内でストレスと対抗する脳内ホルモンの生産や、脳の機能の維持に関わっています。
チロシンで作るドーパミンはやる気を出し、トリプトファンで作るセロトニンやグルタミン酸で作るGABAは精神を鎮静化させる役割があり、どれもビタミンB6が必要です。
また、ロイシンは鎮痛作用のあるエンドルフィンの代用となり、悲しい気持ちを緩和します。

さらにビタミンB1は脳にエネルギーを与え、カルシウムは神経細胞の情報伝達物質として感情のイラつきを抑え、ビタミンB12は脳の神経細胞を修復し脳の機能を正常化します。
すっぽんのサプリメントなどを活用すると、精神を不安定化させるストレスに対抗でき、心の安らぎが得られます。

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