すっぽんで男の悩みを解決

男性に嬉しいすっぽんの効果

古くから、滋養強壮や精力増進のスタミナ食として親しまれているすっぽん。
男性の中には、男性機能の増進を目的としてすっぽんを摂取する方も多いと思います。
すっぽんは古くから漢方薬としても用いられているので、男性機能ばかりではなく、男性特有の健康の悩みを解決する効果も発揮します。
今回は、すっぽんは男性にとってどんな嬉しい効果があるのかをお話します。

すっぽんの栄養素

すっぽんは、高たんぱく低カロリーな食品です。
また、すっぽんの甲羅は他のカメ類とは異なりコラーゲンの皮膚で覆われているので食べることができ、すっぽん1匹で多くのたんぱく質が摂取できます。
また、体の機能維持に必要なビタミンB群をはじめとした各種ビタミン、亜鉛や鉄などの各種ミネラルが豊富な食品です。

すっぽんで男性の悩みを解決

すっぽんは豊富な栄養素の相乗効果で、男性機能の改善や健康維持に効果を発揮します。
すっぽんのどのような栄養素が男性の健康上の悩みを解決してくれるのか、詳しく見てみましょう。

男性機能改善

若い頃は元気で抑えるのに一苦労だった男性自身も、年を重ねるごとに元気がなくなり、いざ性行為に及んでも立つものが立たず悔しい思いをした男性も多いと思います。
特に最近は若い男性でも勃起力の低下が叫ばれているので、すっぽんの栄養素を摂取すると男性機能の改善に効果を発揮します。

男性機能に必要なアルギニン

非必須アミノ酸のアルギニンは精力を高める効果のあるアミノ酸で、精巣で精子の生産に必要な成長ホルモンの分泌を促す作用があり、精液の主成分もアルギニンです。
成長ホルモンが分泌されると男性の生殖器の機能の向上や筋肉の増強も図れるので、精巣で作られる男性ホルモンのテストステロンの分泌を促進します。
また、陰茎の勃起の際にもアルギニンが必要で、陰茎に血液を送る際に血管を拡張させる一酸化窒素はアルギニンを代謝※1して生産されます。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、異なる性質を持つ物質に変えること。

成分含有量

すっぽんはアルギニンが豊富な食品で、100gあたり1,036mgのアルギニンを含有しています。

男性機能を高める亜鉛

必須ミネラルの亜鉛は、別名「セックス・ミネラル」と呼ばれるほど、性機能維持に必要な栄養素です。

亜鉛はなぜ男性機能を高めるか

亜鉛は各種ホルモンの生産や細胞分裂に必要で、精巣にも多く存在しています。

亜鉛は日本人の食生活で不足しがちな栄養素で、精巣に亜鉛が少なくなると精子や精液、男性ホルモンのテストステロンの生産が低下するので、生殖器の機能も低下します。
亜鉛は体内への吸収率が悪い栄養素ですが、たんぱく質と一緒に摂取すると吸収率が向上するので、たんぱく質が豊富なすっぽんで亜鉛を摂取すると男性機能が向上します。

成分含有量

すっぽんは100gあたり1.6mgの亜鉛を含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の16%に相当します。

生活習慣病の予防

肥満は生活習慣病を招く

一家の稼ぎ頭である男性は仕事や付き合いなどが原因で、どうしても生活習慣が乱れ、運動不足になりがちです。
その結果、体に脂肪が蓄積し、メタボが気になる方も多いと思います。
肥満は動脈硬化や糖尿病のリスクを高め、心筋梗塞や脳梗塞、肝硬変、腎不全など生命にかかわる病気の引き金となります。
生活習慣病を予防するには、肥満を解消する必要があります。

肝機能の低下は肥満を招く

体内でエネルギーを生産するのが肝臓で、食物で摂取した糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素を代謝してエネルギーを生産します。
しかし、ストレスや過労、加齢などで肝機能が衰えると、三大栄養素をエネルギーに代謝する能力も低下し、逆に脂肪に代謝され肝臓に蓄積されて肥満の原因になります。
肝臓に脂肪が蓄積すると、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの分泌が増え、動脈硬化の原因になります。

また、肝臓に脂肪が増えると脂肪肝となり、その脂肪が活性酸素※2で過酸化脂質に変質します。
過酸化脂質になった脂肪は分解され難くなるばかりか、自身も活性酸素を発生して周囲の細胞を傷つけ、肝炎を発症させます。
肝炎は自覚症状がほとんどないので、放置すると肝硬変になり、自覚症状が出た時には既に手遅れになっている場合も少なくありません。

※2 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

ビタミンB群とビタミンEでメタボ解消
ビタミンB群が不足すると脂肪が蓄積する

肝臓でエネルギーを生産する際に補酵素として作用するのが、すっぽんに豊富なビタミンB群です。
ビタミンB群が不足すると、肝臓でエネルギーの生産力が低下し、脂肪が蓄積します。

すっぽんは主に糖質を代謝するビタミンB1、主に脂質を代謝するビタミンB2、三大栄養素を代謝し体内のエネルギー生産の6割に関与するナイアシンが豊富です。
すっぽんでビタミンB群を摂取すると、肝蔵でのエネルギー生産量が増加し、肝臓の脂肪を減少します。
また、すっぽんは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質であるビタミンEが豊富です。
ビタミンEは肝臓に蓄積した脂肪に侵入し、活性酸素による脂肪の過酸化脂質化を抑制し、脂肪を燃焼しやすい状態に保ちます。
また、中性脂肪やLDLコレステロールの分泌を減らし、動脈硬化を予防する作用もあります。

成分含有量

すっぽん100gあたりビタミンB1を0.91mg、ビタミンB2を0.41mg、ナイアシンを3mg含有しています。
これは成人男性が1日に必要な摂取基準のそれぞれ75.8%、31.5%、20%に相当します。
また、ビタミンEを100gあたり1mg含有し、これは成人男性が1日必要な摂取基準の15.4%に相当します。

EPA・DHAで脂肪を減らす

EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)はω-3系脂肪酸に属する必須アミノ酸で、青魚などに多く含まれることで知られています。

血中にEPAやDHAが増えると、それに伴い動脈硬化の原因となる血中の中性脂肪やLDLコレステロールが減少します。
また、EPAとDHAは脂肪細胞内で脂肪を燃焼させる褐色細胞を増やす作用があるので、体内に蓄積した脂肪が減少します。

成分含有量

すっぽんは動物性食品であるにも関わらずEPAとDHAが豊富で、100gあたりEPAを630mg、DHAを860mg含有しています。

体臭除去

体臭は、皮膚表面で発生する皮膚ガスのことです。
体臭は原因によって様々な種類がありますが、男性に多いのは加齢臭と疲労臭です。
体臭は自分ではなかなか気づかない一方で、周囲の人からは不快に思われるので、臭いに敏感な女性の多い職場や家庭内で肩身の狭い思いをしてしまいます。

加齢臭は皮脂の酸化が原因

加齢臭は皮脂腺から分泌される9-ヘキサデセン酸が、過酸化脂質に変質した皮脂から発生する活性酸素で酸化し、ノネナールという臭い物質が発生するのが原因です。
皮膚は、本来紫外線から皮膚の内側の組織を守るために存在します。
紫外線は体内の酸素にある電子を弾き飛ばし、活性酸素にする作用があります。
体内では活性酸素の害から身を守る様々な抗酸化物質が生産されますが、加齢と共にその量が減少するので、皮脂も酸化しやすくなります。

ビタミンEで加齢臭を抑制する

ビタミンEは食物で摂取できる脂溶性の抗酸化物質なので、すっぽんでビタミンEを摂取すると皮脂の原料となる中性脂肪に侵入し、皮脂の過酸化脂質化を抑制します。
その結果、加齢臭の原因物質であるノネナールの発生が抑えられ、加齢臭を抑制できます。

疲労臭は肝機能低下が原因

疲労臭とはその名前が示す通り、疲労が蓄積すると発生する体臭で、独特のアンモニア臭がします。
アンモニアは食事や新陳代謝※3などでたんぱく質が分解されると発生し、神経細胞を麻痺させ、エネルギーを生産するミトコンドリアの活動を抑制する有害物質です。
そのため、体内で発生したアンモニアは肝臓に集められ、肝臓にある尿素回路で無害な尿素に代謝され、尿と共に排泄されます。

※3 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

しかし、疲労やストレスなどで肝機能が低下すると、肝臓のアンモニアの処理能力が間に合わなくなり、体中にアンモニアが充満します。
その結果、血液中のアンモニアが汗腺を通じて外に漏れ出し、疲労臭が発生します。

アルギニンとアスパラギン酸で疲労臭を抑制する

すっぽんは、非必須アミノ酸のアルギニンとアスパラギン酸が豊富です。
アルギニンとアスパラギン酸は、尿素回路でアンモニアを代謝する際に必要な成分で、すっぽんでアルギニンとアスパラギン酸を摂取すると尿素回路が活性化します。
その結果、肝臓でアンモニアの処理能力が向上し、体内に充満したアンモニアも減少するので疲労臭が解消されます。

薄毛対策

AGAの原因

男性は年を取ると薄毛に悩む方が増え、20歳以上の男性の実に1/3が薄毛に悩んでいると言われています。
成人以降に男性に見られる薄毛をAGA(男性型脱毛症)と言い、体内で男性ホルモンのテストステロンより強い活性を持つジヒドロテストステロンの分泌が増えると発生します。
毛の成長は毛乳頭にあるテストステロン受容体にテストステロンが結合すると止まり、退行期に入りやがて抜け落ちます。
通常、4~6年のサイクルで行われるので、薄毛になることはありません。
毛の成長を促す毛乳頭には5αリダクターゼⅡ型という酵素があり、テストステロンを活性の強いジヒドロテストステロンに変える作用があります。
遺伝的に5αリダクターゼⅡ型が多いと、ジヒドロステロンの生産量が多くなります。
ジヒドロステロンはテストステロンより活性が強く、毛が成長途中でも僅かな量で成長が止まり抜けてしまうので、薄毛が進行します。

亜鉛でAGAを抑制

すっぽんが含有する亜鉛は、AGAの原因となる5αリダクターゼの活性を抑制する作用があります。
5αリダクターゼの作用が弱くなると、ジヒドロテストステロンの生産量も減少するので薄毛の進行が抑制されます。
また、薄毛は髪に栄養を与える毛細血管の血行が悪くなっても進行するので、すっぽんのビタミンEやEPA・DHAで血行を促進すると、薄毛を抑制できます。

まとめ

滋養強壮や精力増進などの効果が知られているすっぽんは、健康上で男性の多くが悩む性機能改善や生活習慣病のリスクの軽減、体臭、薄毛に対しても効果を発揮します。
すっぽんに豊富なアルギニンや亜鉛は男性器の機能を向上し、テストステロンの分泌を増やします。
すっぽんが含有するビタミンB群やビタミンE、EPA・DHAは脂肪を減らし、生活習慣病のリスクを軽減します。
さらに、ビタミンEやアルギニン、アスパラギン酸は加齢臭や疲労臭を軽減し、亜鉛はAGA型の薄毛も予防します。
これらの効果はすっぽんが持つ栄養素の相乗効果で発揮されるので、すっぽんの栄養素が凝縮されたサプリメントなどを活用すると、男性の健康上の悩みが解決できます。

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