すっぽんのオスとメスで違いはあるの?

すっぽんのオスとメスの違いは?

滋養強壮や疲労回復に効果があり、精の付く高級なスタミナ食として親しまれているすっぽん。
タコやイカなど動物性の食品の中には、オスとメスで生態などが異なり、味や栄養が異なるものがあります。
すっぽんもオスとメスで味に違いがあると言われていますが、果たして栄養価も違うのでしょうか?
今回は、すっぽんのオスとメスの違いについてお話します。

すっぽんのオスとメスの見分け方

すっぽんのオスとメスでは、外見がやや異なります。
幼体の頃は区別が難しいのですが、甲羅が15cm以上成長したすっぽんでは甲羅と尾で見分けができるようになります。

甲羅を俯瞰してみた場合、すっぽんのオスの甲羅は後部が幅広く楕円形をしています。
一方、すっぽんのメスの甲羅はオスに比べ円形に近い形状をしています。

また、横にしてみた場合、メスの甲羅はオスの甲羅に比べてやや膨らみがあります。

尾で見分ける場合は、オスは尾の中に陰茎を収納しているため、オスの方が太く長く、メスの方が短く円錐形に近い形をしています。

さらに成長すると、オスの方がメスより大きくなります。

すっぽんはオスとメスで味が違う

すっぽんのオスとメスでは味も違います。

すっぽんのオスはわりと淡白で、あっさりしています。
メスは産卵のためにエネルギーを使うため脂身が多く、オスに比べると濃厚な味がします。
肉の色もオスはメスに比べやや薄い感じです。

また、オスには白子となる精巣が、メスには煮つけに使われるキンカンがとれる卵巣があるので、それぞれ違った味覚を楽しめます。

オスとメスの栄養価は違わない

すっぽんのオスとメスで明確な栄養価の差はありません。
メスは脂肪が多いので、その分脂質が多いくらいです。
すっぽんは低カロリー高たんぱくな食品で、体づくりに有用な各種アミノ酸が豊富です。
甲羅や皮膚はコラーゲンの宝庫で、すっぽんを食べた翌日は肌がプルプルになる実感が得られます。

また、すっぽんがスタミナ食とされる理由に豊富なビタミンB群の存在があります。
ビタミンB群は、糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素をエネルギーに代謝※1する際に補酵素として作用する栄養で、肝臓でのエネルギー生産量を増やし、疲労回復を促進します。
他にも精力増進効果のある非必須アミノ酸のアルギニンや、別名「セックス・ミネラル」と呼ばれる亜鉛も豊富です。
これらの栄養素はオス・メス関係なく含有されています。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質の物質に変えること。

一方、メスはオスに比べ、体に蓄積し脂肪の原因になる脂質が多いのが気になります。
しかし、すっぽんの脂質は動脈硬化の予防や脂肪燃焼を促進するEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富なので、むしろ体の健康には良いのです。

まとめ

すっぽんはオスとメスで外見上の違いがあり、成長したすっぽんであれば、甲羅と尾で見分けられます。
味はオスの方が淡白で、メスは脂が多い分濃厚です。
栄養価は、オスとメスで明確な差はありません。
すっぽんはオスでもメスでも各種アミノ酸やビタミン、亜鉛などのミネラルを含有しているので、疲労回復や精力増進、美容など体に嬉しい効果が得られる健康食品です。

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