すっぽんで体調不良を改善

すっぽんで体調不良を改善できる

疲れて体調が悪いと、奮発してすっぽん料理を食べて精を付ける方もいるかと思います。
体の疲労が回復すれば体調不良は改善される場合が多いのですが、十分な休息を取っているにもかかわらず、慢性的に体調不良に悩まされている方も多くいます。
古くから疲労回復や精力増進に効果のあるすっぽんは、体調不良を改善する栄養素を多く含有しています。
今回は、すっぽんで体調不良を改善できる理由をお話します。

体調不良は自律神経の乱れが原因

人は疲労やストレスなどが蓄積すると、体調不良を起こします。
一般的に十分な休養をとって肉体的な疲労回復を行うと体調は戻りますが、時に休息時間が十分であるにも関わらず疲労感が抜けず、体調が回復しない場合があります。
これは、疲労の蓄積やストレス、生活習慣の乱れなどで自律神経が乱れるのが原因です。
自律神経は、自分の意思ではコントロールができない消化、内分泌、血液の循環、呼吸、体温など、生命の維持に必要な生理機能を調整する器官です。
自律神経は、活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経が状況に応じて切り替えて、生理現象をコントロールしています。
しかし、自律神経が乱れると交感神経が亢進して体の各器官が必要以上に活性化するため、副交感神経との切り替えがスムーズに行われず、組織の疲労が蓄積します。
また、体の各器官のコントロールが利かなくなり、体に様々な不具合が生じてしまいます。

すっぽんで自律神経を正常化

疲労回復や精力増進に効果を発揮するすっぽんは、低カロリー高たんぱくな食品で、ビタミンB群をはじめとした各種ビタミン、亜鉛や鉄などのミネラルが豊富です。
これらの栄養素の中には、肉体的な疲労やストレスを解消し、自律神経を整え体の不調を改善する栄養素も多く存在します。
すっぽんのどのような栄養素が体に作用し、体調を改善するのか詳しく見てみましょう。

体内のアンモニアを除去し自律神経を正常化

体内のアンモニアは自律神経を乱す

疲労の原因は様々ですが、疲労の原因の一つが体内で発生する有害物質のアンモニアです。
アンモニアは体内で新陳代謝※1やたんぱく質の消化が行われると発生し、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアの活動を阻害したり、神経細胞を麻痺させたりします。
自律神経も神経細胞で組織されているので、体内にアンモニアが増えると麻痺し、自律神経が乱れ、体の機能の調子が悪くなります。

※1 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を正常に保つ生理現象のこと。

肝機能の低下はアンモニアの害を増長

肝臓は「生体の化学工場」と呼ばれる器官で、エネルギーの生産や解毒、各種たんぱく質や酵素の合成を行っています。
体内で発生したアンモニアは血液を通じて肝臓に集められ、肝臓にある尿素回路で無害な尿素に代謝※2され、尿と共に排泄されます。

※2 代謝とは、ある物質が体内の化学反応で、異なる性質の物質に変わること。

しかし、疲労やストレスが原因で肝臓の機能が低下すると、アンモニアの代謝機能も低下するので、肝臓に集められたアンモニアの影響で肝機能がさらに低下します。
また、体全体にアンモニアが充満するので、自律神経を司る中枢神経や脳の神経細胞も麻痺し、体調不良を引き起こします。

すっぽんのアルギニンとアスパラギン酸で尿素回路を活性化

尿素回路でアンモニアを代謝するには、非必須アミノ酸のアルギニンとアスパラギン酸が必要です。
すっぽんでこれらのアミノ酸を摂取すると、尿素回路が活性化しアンモニアの処理が促進されます。
その結果、肝機能回復と共にエネルギーの生産機能が改善し、疲労も回復します。
また、体に充満したアンモニアも減少し、中枢神経や脳の神経細胞も正常化するので、自律神経が改善して体調不良が回復します。

成分含有量

すっぽんはアルギニンとアスパラギン酸が豊富で、100gあたりアルギニンを1036mg、アスパラギン酸を1,554mg含有しています。

ビタミンB12で自律神経を改善

すっぽんは、別名「神経のビタミン」と呼ばれるビタミンB12が豊富です。
ビタミンB12は神経細胞の修復や再生を行い、中枢神経の機能の維持や改善に効果を発揮します。
ビタミンB12は、睡眠障害を改善する効果もあるので、睡眠不足による体調も改善できます。

成分含有量

すっぽんは100gあたりビタミンB12を1.2μg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の60%に相当します。

すっぽんのカルシウムで自律神経を改善

カルシウムは骨の形成以外に、神経細胞内で情報伝達物質として作用するミネラルです。
カルシウムが不足すると、自律神経の情報伝達がスムーズにいかず、自律神経が乱れます。

すっぽん料理で食べる肉はカルシウムをほとんど含有していませんが、すっぽんのサプリメントの中には骨まで配合しているものもあるので、カルシウムの摂取が可能です。
すっぽんのサプリメントを活用すると、カルシウム不足で起こる自律神経の乱れを回復し、体調不良を改善できます。

すっぽんでホルモンを増やし自律神経を改善

ホルモン不足は自律神経を乱す

体内では体の機能を維持するために、様々なホルモンが分泌されています。
ホルモンは情報伝達物質として僅かな量でも体の組織に作用し、体の生理機能を活性化します。
しかし、ホルモンの分泌は加齢と共に低下します。
ホルモンの分泌の指令を出すのが中枢神経ですが、体の機能の衰えで中枢神経の指令通りに分泌されなくなると、中枢神経が混乱して自律神経が乱れます。
例えば、更年期で頭痛や倦怠感などの諸症状が現れるのは、加齢で性ホルモンの生産力が低下するため中枢神経が混乱し、自律神経が乱れるのが原因です。

すっぽんは、ホルモンの分泌を増やす栄養素が豊富なので、自律神経の乱れを改善する効果が期待できます。

亜鉛
亜鉛不足は自律神経を乱す

亜鉛はたんぱく質の合成を促進する作用があり、ホルモンを生産する際に必要不可欠なミネラルです。
特に亜鉛は別名「セックス・ミネラル」と呼ばれ、性ホルモンの生産に深く関与し、性ホルモンを作る生殖器などに多く存在します。
亜鉛は普段の食生活で不足しやすく、尚且つ吸収率が悪い栄養素なので、体内に亜鉛が不足すると各種ホルモンの生産力が低下し自律神経が乱れます。

亜鉛はたんぱく質と一緒に摂取すると吸収率が高まるので、良質なたんぱく質が豊富なすっぽんは亜鉛の摂取に最適な食材で、亜鉛不足によるホルモンの分泌不足が解消されます。

成分含有量

すっぽんは亜鉛が豊富で、100gあたり1.6mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の16%に相当します。

ビタミンA・ビタミンB6
ホルモンの生産にはビタミンAやB6が必要

ホルモンの生産には、亜鉛以外にビタミンAやビタミンB6の作用も必要です。
私たちはストレスを感じると、それと対抗するために脳や副腎からホルモンが分泌され、体の機能を調整します。
脳内で分泌されるホルモンでは、たんぱく質の代謝に作用するビタミンB6が、コレステロールをもとに副腎で分泌されるホルモンにはビタミンAが必要です。

すっぽんはビタミンAとビタミンB6を含有しているので、ホルモンの生産のサポートをします。
その結果、中枢神経が正常に機能するので自律神経の乱れが改善し、体の不調も回復します。

すっぽんで貧血を解消し体調不良を改善する

貧血は体調不良を起こす

自律神経の乱れ以外に、貧血も体調不良を起こす原因の一つです。
貧血になると、細胞内でエネルギーを生産する際に必要な酸素を十分に運べず、冷え性や疲労の蓄積が生じ、慢性的な体調不良を起こします。

すっぽんの栄養素でヘモグロビンを合成する

貧血は赤血球の主成分であるヘモグロビンが、十分に生産されないために起こります。
ヘモグロビンの合成には鉄とたんぱく質が必要ですが、それ以外にもビタミンB6、葉酸、ビタミンB12が必要です。すっぽんはこれらの栄養素が全て揃っています。
すっぽんを摂取すると貧血が解消され、体中に酸素が供給できるようになるので体調不良が改善します。

まとめ

体調不良は疲労やストレスなどが原因で発生しますが、その根本的な原因は自律神経の乱れです。
すっぽんは自律神経を改善する栄養素が豊富なので、体調不良が解消できます 自律神経の神経細胞を麻痺させるアンモニアの除去にアルギニンやアスパラギン酸が効果を発揮し、ビタミンB12やカルシウムは自律神経の機能を正常化します。

また、ホルモンの分泌低下も自律神経を乱すので、亜鉛やビタミンA、ビタミンB6を摂取するとホルモンの分泌量が増え、自律神経の乱れの改善に役立ちます。
さらに、体調不良の原因となる貧血も、ヘモグロビンの合成に必要な鉄をはじめとした各種栄養素が豊富なすっぽんの摂取が有効です。
すっぽんが持つ様々な栄養素の相乗効果で自律神経が改善するので、すっぽんのサプリメントなどを上手に活用すると、慢性的な体調不良も改善できます。

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