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すっぽんで血流改善

すっぽんは血流を促進する

テレビや雑誌などの特集で、よく話題になるのがドロドロの血液。
ドロドロの血液をサラサラにする様々な食品が取り上げられますが、滋養強壮や疲労回復に効果の高いすっぽんも血液をサラサラにし、血流を促進する効果があります。
漢方薬の書の『神農本草経』や『本草網目』にも、すっぽんは血を改善する効果があることが説かれています。
今回は、すっぽんがどうして血流を促進する効果があるのかをお話します。

血流が悪くなる原因

血流が悪くなるのは、血液がドロドロの状態だったり、血管が収縮したりすることで発生します。
血液の流れが悪くなる原因は、主に以下の通りです。

・中性脂肪やコレステロールの増加
血液中に皮膚の健康を保つ中性脂肪、ウィルスなどの侵入から細胞を守る細胞壁の材料となるLDLコレステロールが増えると、血液がドロドロになります。
これらの成分は、肝臓で脂肪を代謝※1して生産されます。
※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。
しかし、過食や運動不足、あるいは肝機能の低下で肝臓に脂肪が蓄積すると、中性脂肪や 別名悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの分泌が増加します、 その結果、過剰に生産された中性脂肪やLDLコレステロールが血液内に増え、血液の流れが悪くなります。

・高血糖
食事を摂取すると、小腸から糖質が吸収され血糖値が上がります。
糖分が多い血液は、ドロドロの状態になります。
そのため、すい臓から糖質を細胞内に取り込むシグナルとなるインスリンが分泌されます。
インスリンが分泌されると、細胞にあるインスリン受容体がそれをキャッチし、細胞内に糖質の取り込みを開始します。
しかし、何らかの原因でインスリンの分泌が減ったり、インスリン受容体の反応が悪かったりすると、血中の糖質がいつまでも細胞に取り込まれなくなります。
その結果、血液がドロドロの状態が長く続く高血糖となり、血流が悪くなります。

・自律神経の乱れ
ストレスや生活習慣などが理由で自律神経が乱れると、血管が収縮して血液の流れが悪くなります。

・喫煙
喫煙すると血中に一酸化炭素が増え、酸欠状態になります。
それを補うために酸素を運ぶ赤血球を通常より多く生産するため、赤血球が血液内に溢れてドロドロの血液になります。

・飲酒
飲酒をすると、利尿作用が働きます。
その結果、血中の水分量が減り、赤血球や血漿の密度が高くなってドロドロの血液になります。
また、血中の水分量が減ると、傷ができた時に瘡蓋を作る血小板が固まりやすくなります。

血流の悪化は合併症を招く

・血流の悪化は動脈硬化の原因に
血液がドロドロになって血流が悪化すると、血液を送り出す心臓に負担が掛かり、高血圧になります。
血管は、平滑筋と呼ばれる筋肉でできています。
高血圧の状態が続くと、引き伸ばされた血管の筋肉が硬直化し、動脈硬化となります、
また、中性脂肪やLDLコレステロールが血中に増えると、それらの脂質が血管に付着し血栓を作り、さらに血流が悪くなります。
血管に付着した脂質は活性酸素※2で酸化して過酸化脂質になり、自らも活性酸素を放出するようになります。
活性酸素は周囲の血管の細胞を傷つけ、炎症を起こします。
その結果、血管の筋肉が繊維化して硬くなり、動脈硬化を招きます。
※2 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合することで物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

・動脈硬化はサイレントキラー
動脈硬化で血管が柔軟性を失うと非常に脆くなり、何らかの拍子で破裂してしまいます。
特に血栓ができた血管は、そこに血液が溜まる動脈瘤を形成し、いつ破裂してもおかしくない状態になります。
しかも、動脈瘤はほとんど自覚症状がありません。
これが脳で起こると脳梗塞やくも膜下出血を、心臓で起こると心不全や心筋梗塞を招きます。
これらの症状は突然発生し、処置が遅れると命にかかわります。
これが、動脈硬化がサイレントキラーと呼ばれる所以です。

すっぽんは血流を改善する栄養が豊富

すっぽんは各種アミノ酸を豊富に含有し、ビタミンや必須ミネラルも豊富です。
これらの栄養素の中には、ドロドロの血液をサラサラにし、血流を促進する栄養素が多く存在します。
すっぽんのどの栄養素が血流を促進するのか、詳しく見てみましょう。

ビタミンB群で中性脂肪やコレステロールを減らす

ビタミンB不足は肝臓の脂肪を増やす

中性脂肪やコレステロールは、肝臓で脂質を元に生産されます。
肝臓で脂肪が増えると、血中の中性脂肪やコレステロールの分泌が増えます。
肝臓で脂肪が増えるのは、食物で摂取した糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素がエネルギーとして肝臓で十分に代謝されないためです。
ビタミンB群は、肝臓でエネルギーを代謝する際に補酵素として作用する栄養素です。
体内にビタミンB群が不足すると、肝臓で三大栄養素のエネルギー代謝が低下し、脂肪の蓄積を促進してしまいます。

すっぽんはビタミンB群が豊富

すっぽんはビタミンB群が豊富で、特に主に糖質を代謝するビタミンB1、主に脂質を代謝するビタミンB2、体内のエネルギー生産の6割に関与するナイアシンを多く含有します。

すっぽんでビタミンB群を補給すると、肝臓のエネルギー代謝が活性化し、肝臓内の脂肪が減少します。
その結果、肝臓で生産される中性脂肪やコレステロールが減少し、ドロドロの血液がサラサラになり、血流が良くなります。

成分含有量

すっぽん100gあたりビタミンB1を0.91mg、ビタミンB2を0.41mg、ナイアシンを3mg含有します。
これは成人男性が1日に必要な摂取基準のそれぞれ75.8%、31.5%、20%に相当します。

ビタミンEで血栓を防止

ビタミンEの働き

ビタミンEは、油に溶ける脂溶性の抗酸化物質です。
ビタミンEは体内に吸収されると、体内の脂質に侵入して活性酸素で脂肪が過酸化脂質に変質するのを防ぎ、中性脂肪やコレステロールが血栓になるのを抑制します。
また、肝臓に蓄積した脂肪を再びエネルギーに代謝されやすくする作用もあります。

すっぽんはビタミンEも豊富です。
ビタミンEの作用で肝臓の脂肪が減れば、ドロドロの血液がサラサラになり、血流が改善します。

成分含有量

すっぽんはビタミンEを100gあたり1mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の15.4%に相当します。

DHA・EPAで血液をサラサラにする

DHA・EPAとは

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、食物として摂取が必要なω-3系脂肪酸に属する必須脂肪酸です、 DHAとEPAは他の脂質よりも固形化する融点が低く、-50℃でも凝結しません。
そのため、血液中にDHAとEPAの濃度が増えると血栓ができず、血液がサラサラになります。
また、DHAとEPAが体内に増えると、脂肪細胞内にあり脂肪燃焼効果の高い褐色細胞が増え、体内に溜まった脂肪が減少します。
その結果、血中の中性脂肪やLDLコレステロールの量も減少するので血流が改善します。

すっぽんはDHA・EPAが豊富

DHAとEPAは青魚など魚類に多い脂質ですが、爬虫類であるすっぽんは魚類同様にDHAとEPAが豊富です。
すっぽんでDHA・EPAを補給すると、肝臓で生産される血中の中性脂肪やコレステロールが減り、血行が良くなります。

成分含有量

すっぽん100gあたり、DHAを860mg、EPAを630mg含有しています。
一般にDHA・EPAが多いと言われる鯖の含有量が、100gあたりそれぞれ1,781mg、1,214mgなので、すっぽんの含有量がいかに豊富かが分かると思います。

アルギニンで血流を促進

アルギニンは、血管を拡張させる際に必要な一酸化窒素を作る材料となります。
すっぽんで血中のアルギニン濃度を高めると、血管が拡張し血流が良くなります。

アルギニンで成長ホルモンを増やし血流促進

アルギニンは遊離アミノ酸※3として作用すると、成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
成長ホルモンは体内で新陳代謝※4を行う際に必要な化学物質で、新陳代謝では膨大なエネルギーが消費されます。
新陳代謝で主にエネルギーとして消費するのが、ドロドロの血液の原因となる脂肪です。
※3 遊離アミノ酸とは、他のアミノ酸と結合せず、単独で体に何かしらの作用をもたらすアミノ酸のこと。
※4 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞と入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。
また成長ホルモンは、ドロドロの血の原因の血糖値を下げるインスリンの分泌を促進する作用があります。
成長ホルモンは傷の修復や免疫機能の維持に必要で生涯に渡り分泌されますが、加齢と共に分泌量が減少します。
すっぽんでアルギニンを補うことで成長ホルモンの分泌を活性化すると、ドロドロの血液がサラサラになり、血流が促進されます。

成分含有量

すっぽんは非必須アミノ酸のアルギニンが豊富で、100gあたり1,036mg含有しています。

亜鉛で血糖値を下げる

亜鉛が血糖値を下げる仕組み

血糖値を下げるインスリンは、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞で生産されます。
このβ細胞には亜鉛が多く存在し、インスリンの合成に深く関与しています。
亜鉛は日本人の食生活で不足しがちで、しかも体内への吸収率が非常に悪い栄養素の一つです。
体内で亜鉛が不足するとインスリンの分泌が減り、高血糖の状態が長く続いてドロドロの血液となります。

亜鉛は良質のたんぱく質と一緒に摂取すると、吸収率が上昇するので、たんぱく質も豊富なすっぽんで亜鉛を摂取すると、亜鉛の吸収率が上がります。
その結果、インスリンの分泌量も増え、ドロドロの血液がサラサラになり血流が良くなります。

成分含有量

すっぽんは亜鉛が豊富で、100gあたり1.6mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の16%に相当します。

カルシウム・マグネシウムで自律神経を整える

カルシウム・マグネシウムが自律神経を整える仕組み

自律神経は活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経を入れ替えることで体の恒常性をコントロールします。ストレスや生活習慣の乱れで自律神経が乱れると、自律神経の交感神経が緊張状態になります。
交感神経が優位のままだと、血管が収縮した状態が続いてしまいます。
カルシウムやマグネシウムは、神経細胞内で情報伝達物質として作用し、自律神経の機能を調整する作用があります。
特にカルシウムは日本人の食生活では不足しがちで、吸収率も悪い栄養素です。

すっぽんの肉にはカルシウムはほとんど含有されていませんが、すっぽんのサプリメントだと骨まで砕いて配合しているものもあるので、カルシウムやマグネシウムが補えます。
すっぽんのサプリメントでカルシウムを補うと、自律神経の乱れが改善し、副交感神経が優位に働くことで血流が改善します。

まとめ

血流が悪くなるのは血中の中性脂肪やコレステロール、糖質が過剰になって血液がドロドロの状態になったり、自律神経が乱れて起こる血管の収縮が原因です。
血流の悪化は、高血圧や動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる重篤な症状の原因となります。

すっぽんは血液を促進する栄養素が豊富で、ビタミンB群やビタミンE、DHA、EPAが血中の中性脂肪やコレステロールを下げ、ドロドロの血液を改善します。
また、アルギニンや亜鉛はインスリンの分泌を促進し、ドロドロの血液の原因となる血糖値を下げます。

さらに、すっぽんの骨まで配合しているサプリメントならカルシウムやマグネシムの作用で自律神経の乱れも改善し、血管の緊張がほぐれ拡張するので、血流が促進されます。
すっぽん自体は毎日摂取するのが難しい食品ですが、すっぽんのエキスを濃縮したサプリメントなら手軽に毎日すっぽんの栄養素を摂取でき、血流を改善できます。

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