すっぽんで美肌を実現

すっぽんは美肌に良い健康食品

滋養強壮や精力増進に効果があり、スタミナ食として愛されているすっぽん。
女性の中には、お肌がプルプルになる効果を狙ってすっぽんを食べる方も多いと思います。
実際に、すっぽんは肌の健康を保つ栄養素が豊富です。
女性にとって綺麗な肌は女性らしい美しさを表すシンボルなので、お肌の手入れは女性の関心ごとの一つです。
今回は、すっぽんの美肌効果についてお話します。

美肌の三大要素とは

若々しく美しい肌を実現するには、健康的な肌の状態を知る必要があります。
一般に美肌と呼ばれる肌は
(1)瑞々しく潤いがある
(2)血色がよく、透明感がある
(3)張りと弾力がある
この3つが条件です。
若い頃は、これらの条件を兼ね備えていますが、加齢やストレスなどで肌の健康が悪くなると、これらの3要素が素肌から失われていきます。

スキンケアだけでは美肌は保てない

肌の健康を保つにはスキンケアは欠かせないのですが、どうしても化粧品など表面的な対処になりがちです。
肌は本来、表皮の下にある体の組織を外の環境やウィルスなどから守る器官です。
そのため、肌は他の組織に比べ損傷しやすく、肌の機能を正常に保つために、比較的短い周期で新陳代謝を行っています。

※1 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

これをターンオーバーといい、若い頃はターンオーバーが正常に機能しますが、加齢やストレスでターンオーバーの周期が遅くなると、それに伴い肌の損傷が目立つようになります。
ターンオーバーの周期を正常に保ち、新陳代謝で肌の健康を維持するには、食事による栄養の摂取と睡眠が重要です。

すっぽんで美肌を手に入れる

すっぽんは肌の材料になる良質なたんぱく質を含有し、特にすっぽんの皮膚や甲羅はコラーゲンが豊富です。
他にもビタミンB群をはじめとした各種ビタミン、亜鉛や鉄といったミネラルも多様に含有しています。
また、すっぽんの脂質は、EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)といった必須脂肪酸を多く含有しています。
すっぽんのどのような栄養素が美肌に効果があるのか、詳しく見てみましょう。

すっぽんで瑞々しく弾力のある肌を作る

肌の潤いや張りを実現するコラーゲン

肌の潤いや弾力を作る成分が、肌の保湿成分であるコラーゲンです。
コラーゲンは肌の潤いや張りを保つ以外に、細胞と細胞をくっつける役割もあります。
そのため、体内にあるたんぱく質の実に30%をコラーゲンが占めています。
コラーゲンは主成分である非必須アミノ酸のグリシンをはじめとした各種アミノ酸が、長く連なったたんぱく質です。
コラーゲンは20歳頃をピークに、徐々に減少するので、コラーゲンの合成に必要な栄養を補う必要があります。

すっぽんはコラーゲンの原料が豊富

すっぽんは皮膚や甲羅をはじめとして、コラーゲンが豊富な食品なので、体内で合成されるコラーゲンに必要なアミノ酸が全て豊富に揃っています。
しかし、コラーゲンを摂取したからといって、体内で全てがコラーゲンに再合成されるわけではありません。
コラーゲンは消化の過程でいったんアミノ酸に分解され、腸で吸収された後は体に必要なたんぱく質や酵素などに代謝※2されます。
しかし、コラーゲンを摂取することで、体内でコラーゲンに再合成される確率も高くなります。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

コラーゲンの合成には、コラーゲンを構成するアミノ酸以外に、ビタミンB6、ビタミンC、鉄が必要で、すっぽんはこれらの栄養素も含有しています。
すっぽんでコラーゲンを摂取すると、他の栄養素との相乗効果で体内のコラーゲンが再合成される確率が高まるので、潤いと張りのある肌を実現できます。

すっぽんできめ細かい肌を作る

美肌には角質層の形成が必要

綺麗な肌を作るのは、保湿成分のコラーゲンだけではありません。
コラーゲンが存在するのは、肌を3層で分けたときに真皮と呼ばれる真ん中の層です。一方、肌の一番外側でバリア機能を担っているのが、角質層と呼ばれる組織です。
この肌を守る角質層がしっかり形成できないと、外の環境から受ける肌のダメージが大きくなるので、美肌を保てません。

肌の角質は、ケラチンと呼ばれる特殊な硬いたんぱく質でできています。
ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されていますが、すっぽんはこの18種類のアミノ酸が全て揃っています。

また、ケラチンの合成にはすっぽんが含有する亜鉛やビタミンB6が必要です。
すっぽんを摂取すると角質層が十分に形成され、肌のダメージが軽減するのできめ細かい肌を保てます。

すっぽんで肌の健康を保つ

血行促進が美肌への近道

肥満などが原因で肌の血行が悪くなると、肌の健康維持に必要な栄養や酸素が届かなくなります。
特に貧血気味の女性は、肌荒れになりやすい傾向にあるので、血行を促進し貧血を解決することが美肌への近道となります。

すっぽんで血行促進し美肌を実現

肥満で血行が悪くなるのは、加齢やストレスなどで肝臓の機能が低下し、糖質、脂質、たんぱく質の栄養素がエネルギーに代謝されず、脂肪として蓄積するからです。
肝臓に脂肪が蓄積すると、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの分泌が増え、血液がドロドロになって毛細血管まで血液が届かなくなります。

ビタミンB群やビタミンE、必須脂肪酸で血液をサラサラに

すっぽんは肝臓でエネルギーを代謝する際に補酵素として作用するビタミンB群が豊富で、肝臓の脂肪を減らす効果があります。
特にすっぽんに豊富なビタミンB2は、脂質の代謝に必要なビタミンで、皮膚の健康を保つ皮脂の分泌にも関わっています。

また、すっぽんに豊富なビタミンEや、必須脂肪酸のEPA・DHAも血中の中性脂肪やLDLコレステロール、肝臓の脂肪を減らす効果があります。
すっぽんを摂取すると、これらの栄養素の効果で血液がサラサラになるので血行が促進されます。
その結果、肌の毛細血管まで栄養や酸素が行き届くようになるので、健康的な肌が作れます。

鉄で貧血を解消

貧血は、体内で酸素を運ぶ赤血球の主成分であるヘモグロビンが十分に合成できないために発生します。
ヘモグロビンの合成にはたんぱく質以外に、鉄とビタミンB6、葉酸、ビタミンB12が必要で、すっぽんはこれらの栄養素を含有しています。

また、ヘモグロビンを生産するのは、骨髄の造血幹細胞です。
造血幹細胞に亜鉛が不足すると赤血球の細胞分裂が低下するので、亜鉛が豊富なすっぽんは貧血解消に最適です。
貧血が解消すると、肌に充分な酸素が供給できるようになるので肌荒れが改善し、美肌を維持できます。

皮膚やコラーゲンの酸化を予防し肌をシミやシワから守る

肌の酸化はシワやシミを招く

コラーゲンは肌に潤いと張りを与えますが、コラーゲンが酸化すると硬直化し、シワの原因となります。
コラーゲンも新陳代謝で入れ替わりますが、他の組織と比べ新陳代謝の半減期が15年と非常に長く、一度劣化すると元に戻すのが困難です。
また、肌は紫外線から皮膚の内側の組織を守るため、メラノサイトからメラニン色素を作り紫外線を吸収しますが、これがシミの原因となります。

肌の劣化の原因は活性酸素

コラーゲンの酸化や、シミの原因となるメラニン色素の沈着は、体内に発生する活性酸素が原因です。
活性酸素は、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアが取り込んだ酸素や、紫外線で細胞内にある酸素の電子が弾き飛ばされて発生します。
活性酸素は物質として不安定で、他の物質と結合することで物質としての安定化を図るため、一般の酸素に比べ物質を酸化させるスピードが速いのが特徴です。
酸化した体の組織は、本来の機能を発揮できなくなり劣化してしまいます。

すっぽんで抗酸化物質を作る

体内では活性酸素から体の組織を守るために、様々な抗酸化物質が生産されています。
しかし、加齢やストレスなどで代謝機能が衰えると、抗酸化物質の生産力も低下します。
そのため、抗酸化物質の原料や、直接抗酸化物質となる栄養素を摂取する必要があります。
すっぽんは、体内で抗酸化物質として働く栄養素を多く含有しているので、肌の組織の酸化を防げます。

アミノ酸でグルタチオンを作る
グルタチオンがメラニン色素を減らす

グルタチオンは各細胞の中に存在する抗酸化物質で、ミトコンドリアから発生する活性酸素と素早く結合し、未然に他の組織の酸化を防ぐ物質です。
グルタチオンは特に皮膚の細胞内に多く存在し、シミの原因となるメラニン色素の合成を抑制する作用があります。

グルタチオンは非必須アミノ酸のグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸だけで構成される単純な構造ですが、非常に強い抗酸化作用を発揮します。
すっぽんはこれらのアミノ酸を全て豊富に含有し、グルタチオンの合成をサポートし、シミの原因となるメラニン色素の合成を抑制します。

ビタミンEは抗酸化物質
ビタミンEが皮膚の参加を予防する

肌を乾燥から守る皮脂の主成分は、中性脂肪です。
中性脂肪が活性酸素で酸化し過酸化脂質に変質すると、自らも活性酸素を発生させ、皮膚の組織やコラーゲンを酸化させます。
ビタミンEは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質で、皮脂に溶け込んで酸化を防ぎ、過酸化脂質になることを抑制し、皮膚やコラーゲンの酸化を予防します。
ビタミンEは皮膚に浸透しやすいため、皮膚の酸化防止にも効果を発揮します。

すっぽんはビタミンEが豊富で、しかもビタミンEは体内に蓄積する性質があるので、サプリメントなどですっぽんを毎日摂取するとシミが減る効果が期待でき、美肌効果が高まります。

すっぽんで睡眠を促し肌の新陳代謝を活性化する

睡眠不足は美肌の大敵

睡眠不足は美肌の大敵と言われるのは、肌の新陳代謝が睡眠時間中に行われるためです。
新陳代謝を行うには、たんぱく質の合成を促す成長ホルモンの分泌が必要で、成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中、運動中、そして食事中です。
そして、分泌される成長ホルモンの実に7割が、睡眠中に分泌されます。
これだけを見ても、睡眠が美肌に如何に重要かが、理解できるでしょう。

すっぽんで睡眠ホルモンを作る
睡眠ホルモンメラトニンの生産を促すセロトニン

睡眠には、「睡眠ホルモン」と呼ばれる脳内ホルモンのメラトニンが必要で、メラトニンの生産が不足すると不眠になります。
メラトニンの量は日中に生産される同じ脳内ホルモンのセロトニンの量で決まりますが、加齢と共にセロトニンの生産量は低下します。
すっぽんはセロトニンの生産に必要な必須アミノ酸のトリプトファンとビタミンB6を含有しているので、メラトニンの生産量を増やし、不眠を解消できます。

すっぽんで自律神経を正常化する
自律神経が乱れると不眠になる

ストレスや生活習慣の乱れが原因で、自律神経が乱れると不眠になります。
自律神経は活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経に分かれ、お互いが切り替わることで様々な生理機能が調整されます。
そして、睡眠は副交感神経が優位になることで生じます。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れは自律神経を活性化し、入眠の際に必要な副交感神経への入れ替えが困難になるので不眠になります。

脳内ホルモンのGABAは、興奮した中枢神経を鎮静化する作用があり、すっぽんに豊富なグルタミン酸をもとに生産されます。
また、すっぽんに豊富なビタミンB12は、別名「神経のビタミン」と呼ばれ、損傷した神経細胞を修復する作用があり、乱れた自律神経を正常化する際にも使用されます。
さらに、すっぽんのサプリメントの中にはすっぽんの骨まで配合しているものがあります。
骨の主成分のカルシウムは、神経細胞内で情報伝達物質として作用し、乱れた自律神経を整え、睡眠時間を調整する作用があります。

グリシンでノンレム睡眠の時間を増やす
成長ホルモンはノンレム睡眠時に分泌される

睡眠期間中に肌の新陳代謝に必要な成長ホルモンが分泌されますが、睡眠期間中にずっと分泌されるわけではありません。
睡眠は脳が覚醒しているレム睡眠と、脳が休息しているノンレム睡眠があり、睡眠中は一定の間隔で交互に入れ替わっています。
肌の新陳代謝を促す成長ホルモンが最も分泌されるのは、入眠から2~3時間後に訪れるノンレム睡眠の時です。

コラーゲンの主成分ですっぽんに豊富なグリシンは、ノンレム睡眠の時間を増やす作用があり、成長ホルモンの分泌量を増やす効果が期待できます。
また、グリシンは入眠の際に深部体温を下げ、入眠しやすい体を作る作用もあります。
すっぽんでグリシンを摂取すると、質の良い睡眠が確保されるので、肌の健康を保てます。

アルギニンが成長ホルモンの分泌を促す

すっぽんに豊富な非必須アミノ酸のアルギニンは、遊離アミノ酸として機能し、脳下垂体を刺激して成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。

成長ホルモンは加齢とともに減少する

成長ホルモンは、新陳代謝や傷の修復に必要なので生涯に渡り分泌されます。
しかし、加齢と共にその分泌量が減少し、肌のターンオーバーもそれと共に周期が遅れます。

すっぽんでアルギニンを摂取すると、睡眠中の成長ホルモンの分泌量が増えて新陳代謝が活性化し、肌の細胞分裂が促進されるので若々しい肌を保てるようになります。

まとめ

すっぽんは肌の保湿成分のコラーゲンをはじめとしたたんぱく質、ビタミン類、亜鉛や鉄といったミネラルが豊富で、これらの相乗効果で美肌を実現できます。
美肌を実現するには、すっぽんのたんぱく質で肌の成分のコラーゲンやケラチンを合成する以外に、血行を良くし、抗酸化物質を作り、睡眠で新陳代謝を促す必要もあります。

すっぽんのビタミンBやビタミンE、EPA・DHAは血行を促進し、鉄は貧血を改善するので皮膚に栄養が行き届くようになります。
また、すっぽんのアミノ酸でグルタチオンを生産し、抗酸化物質のビタミンEを摂取すると、活性酸素によるシミや肌の酸化を抑制できます。
さらに、すっぽんのアミノ酸で脳内ホルモンを生産し、質の良い睡眠を確保すると、アルギニンの効果で成長ホルモンの分泌量も増加し、肌の新陳代謝も活性化します。
すっぽんはあらゆる角度で美肌を実現する栄養素が豊富なので、すっぽんのサプリメントなどを活用すると若々しく美しい肌を維持できます。

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