すっぽんで関節痛対策

すっぽんは関節痛に有効

若い頃は何でもなかった階段も、年を取ると膝が痛くて上り下りが辛いとお悩みの方も多いと思います。
実際に、65歳以上の方の健康上の悩みで、手足の関節の痛みは男性で4位、女性では2位に挙げられるほど、関節痛は普段の生活で支障をきたす悩みの一つになっています。
滋養強壮や疲労回復に効果があり、「歩く漢方薬」とも称されるすっぽんは、関節痛対策に有効な健康食品です。
今回は、すっぽんがなぜ関節痛に効果があるのかをお話します。

関節痛とは

関節は骨と骨をつなぐ軟骨や、その周辺の腱や筋肉、神経などに炎症が発生すると起こります。
関節痛は腫れや赤みを伴うことが多く、関節部分の筋肉のこわばりやむくみが発生する場合もあります。
むくみがひどくなると、関節部分に体液が溜まる関節水症を起こします。

関節痛は身近な悩み

厚生労働省が実施した平成22年度の「我が国の保健統計」では、全国の関節症疾病の患者数は125万人と推定されています。
関節痛の悩みで特に多い膝の痛みは、男女ともに40~50代で急激に増え始めます。
また、同じく厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」では、65歳以上で手足の関節の痛みに悩む方は人口1000人当たり、男性は94人、女性は147人に上ります。
このように、関節痛は40~50代以降の身近な悩みです。

関節痛の原因

関節痛の原因は様々です。日本人に多いのは、以下3つの関節痛です。

・変形性関節症
変形性関節症は、加齢で骨と骨のクッションとなる軟骨が脆くなり、欠けたりすり減ったりして周囲に炎症を起こす症状です。
特に日本人は変形性膝関節症になりやすい傾向にあり、推定では国内に3000万人もの患者がいるとされ、毎年4万もの人が人工膝関節の手術を受けています。
日本人は欧米人に比べ正座など生活習慣上膝を酷使する場面が多く、また運動不足や肥満なども膝関節に悪影響を与えます。

・関節障害
人は運動すると、膝に負担を掛けます。
通常歩く時は、体重の2~3倍の負荷が膝に掛かます。
これが走るとなると5~10倍となり、ストップ・アンド・ダッシュなど緩急の激しいスポーツではさらに負荷が掛かります。
その結果、軟骨でできている半月板が割れたり、じん帯を断裂したりします。
加齢と共に関節の軟骨や筋肉は固く脆くなるので、損傷しやすくなります。

・関節リウマチ

変形関節症や関節障害は、加齢で組織が老化するのが原因ですが、関節リウマチは免疫疾患が原因です。
関節に炎症が生じると、マクロファージなどの免疫細胞が活性化します。
関節リウマチの場合、このマクロファージが過剰反応して、関節の炎症部に化学物質を放出して攻撃し、ひどい場合は関節自体を破壊します。
関節リウマチは7~9割が女性で、30~50歳までに集中しているので女性ホルモンの減少に関係している可能性が指摘されていますが、発症理由は未だに不明です。

関節リウマチは、自然治癒の可能性はほとんどありません。
最近は良薬が開発され、初期発見ができれば進行を止められるので、早めに病院で診察を受けることが賢明です。

すっぽんで関節痛対策

すっぽんは各種アミノ酸やビタミン類、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んだ健康食品です。
すっぽんは変形性関節症と関節障害に有効な栄養素が豊富です。
すっぽんを摂取すると、これらの関節痛の症状を予防したり、緩和したりできます。
すっぽんのどの栄養素が効果を発揮するのか、詳しく見てみましょう。

すっぽんで軟骨を作る

変形関節症や関節障害は軟骨がすり減り、損傷したり、変形したりして発症します。
すっぽんは、軟骨を作るために必要な栄養素が豊富です。

軟骨とは

軟骨は骨の両端に存在し、骨と骨を結び、骨同士の滑らかな動きを保ち、骨が受ける衝撃を緩和する役割があります。
軟骨と言っても、その成分に骨の主成分のカルシウムはありません。
軟骨の70%は水分で、その次にコラーゲン、糖とたんぱく質の複合体のプロテオグリカン、ヒアルロン酸などで構成されています。

すっぽんは軟骨のコラーゲンの原料となるアミノ酸が豊富

コラーゲンは主成分のグリシン、アラニン、プロリン、リジン、アルギニン、アスパラギン酸などのアミノ酸や、補因子となる鉄、酵素となるビタミンCが必要です。
すっぽんの肉はこれらの栄養素が豊富な上、すっぽんの甲羅自体がコラーゲンの塊なので、 軟骨の主成分であるコラーゲンの原料を多く摂取できます。

軟骨は軟骨芽細胞から作られる

軟骨は、軟骨芽細胞がコラーゲンやプロテオグリカンを合成し、軟骨がすり減らないように新陳代謝※1を行っています。
しかし、軟骨芽細胞がコラーゲンやプロテオグリカンを合成するには、たんぱく質の合成を促す成長ホルモンの分泌が不可欠です。
成長ホルモンは、傷の修復や新陳代謝に必要なため、生涯に渡り分泌されますが、加齢とともにその分泌量は減少します。
年を重ねると変形性関節症や関節障害になりやすいのは、加齢で成長ホルモンの分泌が減少し、運動ですり減った軟骨の再生が間に合わなくなるためです。

※1 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

すっぽんのアルギニンで成長ホルモンの分泌を促進

すっぽんはコラーゲンの成分の一つであるアルギニンが豊富です。
アルギニンは他のアミノ酸と結合したんぱく質になる以外に、遊離アミノ酸※2として脳下垂体に働きかけ成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。

すっぽんでアルギニンを摂取すると成長ホルモンの分泌量が増え、軟骨芽細胞のコラーゲンやプロテオグリカンの合成速度が早まります。
その結果、軟骨の密度が増え、変形性関節症や関節障害になり難くなります。

※2 遊離アミノ酸とは、他のアミノ酸と結合せず、単体で体の機能に作用するアミノ酸のこと。

成分含有量

すっぽんはアルギニンを100gあたり1036mg含有しています。

すっぽんの栄養素で軟骨の成長を促進

すっぽんはたんぱく質の合成を促進する亜鉛が豊富です。
亜鉛は日本人の食生活で不足しがちな栄養素で、しかも吸収率が悪いミネラルの一つです。
食事で亜鉛が不足すると、たんぱく質の合成が行えず、同じたんぱく質である軟骨のコラーゲンやプロテオグリカンが生産できません。

また、たんぱく質の合成にはビタミンB6や葉酸などが必要で、すっぽんはこれらの栄養素も豊富です。
すっぽんを摂取すると、これらの栄養素がすっぽんに豊富な軟骨成分の合成を促進し、関節痛の原因となる軟骨の減少を予防し、軟骨の密度を増やします。

成分含有量

すっぽんは亜鉛を100gあたり1.6mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の16%に相当します。

まとめ

関節痛の原因として日本人に多い変形関節症や関節障害は、骨と骨を繋ぐクッションの役割を果たす軟骨がすり減り、損傷や変形を起こすために発生します。

すっぽんは軟骨の主成分のコラーゲンの原料となる各種アミノ酸が豊富で、軟骨の新陳代謝を活性化する亜鉛、ビタミンB6、葉酸も含有します。
また、すっぽんに豊富なアルギニンは成長ホルモンの分泌を促進する作用があるアルギニンも豊富なので、加齢で低下した軟骨の新陳代謝も活性化し、軟骨の密度が高まります。
すっぽんは軟骨成分だけでなく、その成長を促進する栄養素も豊富なのです。

すっぽんは高級食材なので毎日は食べられませんが、すっぽんの栄養素を凝縮したサプリメントなら毎日手軽に摂取を続けられます。
すっぽんのサプリメントを上手に活用すると、関節痛を解消できます。

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