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すっぽんで老化予防

すっぽんで老化が予防できる

すっぽんは滋養強壮や精力増進に効果があり、古くからスタミナ食として愛されている健康食品です。
すっぽんは他にも健康維持や美容など様々な効果がありますが、老化予防にも効果があることをご存知ですか?
誰もが年を重ねても若々しさを保ちたいもの。
今回は、すっぽんで老化予防ができる理由についてお話します。

老化とは

老化とは、加齢で体の組織の機能が劣化し、本来の機能を果たせなくなることです。
体の機能を低下させる原因が、体内の組織を構成するたんぱく質の(1)酸化と(2)糖化です。

組織の酸化や糖化が進むと、肌の色つやが消えしわが多くなり、見た目も老けてきます。
また、視力や筋肉なども衰え、骨も脆くなります。
さらに、動脈硬化や糖尿病が進行し、脳梗塞や心筋梗塞などの循環器系の病気や、認知症などのリスクも高まります。

・酸化とは
酸化とは、体内で発生する活性酸素により、体内のたんぱく質が変質し、組織としての機能を果たせなくなる現象です。
活性酸素とは、紫外線の影響や体内のミトコンドリアが酸素を取り込むことで発生する、電子が欠損した酸素です。
活性酸素は物質として不安定なため、他の物質と結合して安定化を図るので普通の酸素に比べ物質を酸化させる速度が早い性質があります。
体内で活性酸素が増えると、体の組織の異質化が進み機能が果たせなくなります。

・糖化とは
糖化とは、体内に蓄積した糖分が、体の組織を形成するたんぱく質と結合することを言います。
糖化した組織が活性酸素などで反応が進むと、たんぱく質がAGEs(終末糖化産物)となり、褐色化して硬く脆くなります。
その結果、体の組織が劣化して機能が果たせなくなります。

すっぽんは体の酸化と糖化を予防する

すっぽんは低カロリー高たんぱくな食品で、各種アミノ酸を豊富に含有しています。
また、ビタミンB群をはじめとした各種ビタミン、鉄や亜鉛と言った体に不足しがちなミネラルも含有しています。
すっぽんのこれらの栄養素の中には、体の酸化や糖化を予防する栄養素が含まれています。
すっぽんのどのような栄養素が酸化や糖化を予防するのか、詳しく見ていきましょう。

すっぽんで抗酸化物質を作る

抗酸化物質とは

私たちの細胞の中にあるミトコンドリアがエネルギーを生産する際に取り込む酸素のうち、0.5~2%が活性酸素になります。
そのため、活性酸素の害から体の組織を守るために、体内では様々な抗酸化物質が生産されます。

加齢で体内の代謝※1の機能が低下すると、体内で生産される抗酸化物質も減少し組織の老化が進みます。
組織の酸化を防ぐには、抗酸化物質の原料となる栄養素を積極的に摂取し、抗酸化物質の合成を促す必要があります。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質の物質に変えること。

グルタチオンを作る
グルタチオンはアミノ酸で構成される抗酸化物質

グルタチオンは細胞内に無数に存在する抗酸化物質で、ミトコンドリアが発生する活性酸素と素早く結合し、細胞内で遺伝子情報を司るDNAやRNAの損傷を防ぐ役割があります。
グルタチオンは肝臓で非必須アミノ酸のグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸で構成される抗酸化物質です。

すっぽんでこれらのグルタチオンの材料を摂取することで、グルタチオンの合成を促します。グルタチオンの生産量が増えると、活性酸素の被害が減少し、老化を予防できます。

成分含有量

すっぽんはアミノ酸が豊富で、100gあたりグルタミン酸を2,466mg、システインを171mg、グリシンを1,523mg含有しています。

SODを作る
SODとは

SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)は、体内で作られる非常に強い抗酸化物質です。
一説では、SODの活性の強さと寿命には相関関係があると言われています。

SODを作るには、必須ミネラルの亜鉛、銅、鉄、マンガンが必要で、すっぽんはそのうち銅を除いた亜鉛と鉄とマンガンが豊富です。 すっぽんでSODの原料となるミネラルを摂取すると、体内でSODの数が増えるので老化を予防できます。

成分含有量

すっぽん100gあたり、亜鉛を1.6mg、鉄を0.9mg、マンガンを0.02mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準のそれぞれ16%、12%、0.5%に相当します。

すっぽんで抗酸化物質を摂取する

すっぽんが豊富に含有するビタミンの中には、抗酸化物質として作用するビタミンA、ビタミンC、ビタミンEがあります。
ビタミンAもビタミンEも油に溶ける脂溶性のビタミンですが、それぞれ体に作用する効果が異なります。

ビタミンAは眼の老化を防ぐ

眼は光を網膜に当てて像を写し脳に伝える器官なので、常に紫外線で生じる活性酸素の害にさらされています。
そのため、眼では様々な抗酸化物質が働いていますが、眼の抗酸化物質が減少すると水晶体が濁る白内障を発生し、失明のリスクが高まります。

ビタミンAは網膜で光を感じるロドプシンという成分を再生する際に必要な栄養素なので、眼球に多く存在します。
ビタミンAは抗酸化物質としても作用するので、眼球に生じた活性酸素を除去して白内障の予防にも役立ちます。

ビタミンEで血管や細胞の老化を予防する

ビタミンEは体内の脂質に侵入し、活性酸素で脂質が過酸化脂質になることを防ぐ効果のある栄養素です。
脂質が過酸化脂質化すると、分解が困難になるばかりか、自らも活性酸素を放出し周囲の細胞を傷つけます。

血中には脂質が原料の中性脂肪や、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが存在し、分泌が増えると血管内壁に付着し血栓を作ります。
血栓が過酸化脂質化すると、そこから放出される活性酸素で周囲の血管の組織が炎症を起こして繊維化し、やがて硬直化して動脈硬化を引き起こします。

また、私たちの体を構成する各細胞は細胞壁で区切られていますが、この細胞壁を構成するのがリン脂質です。
リン脂質が活性酸素で酸化すると、細胞壁が脆くなりウィルスなどが侵入しやすくなって免疫機能が低下します。さらに各細胞の劣化も促進するので老化が進んでしまいます。
すっぽんでビタミンEを摂取すると、体内に必要な脂質を酸化から防げるので老化を予防できます。

成分含有量

すっぽんはそのうちビタミンAとビタミンEが豊富で、100gあたりビタミンAを94μg、ビタミンEを1mg含有しています。
これは成人男子が1日に必要な摂取基準のそれぞれ11%、15.4%に相当します。

すっぽんで糖化を予防する

糖化が生じる仕組み

糖化は、食物で摂取した糖質が体内でエネルギーとして消費されず、余分な糖質が体内のたんぱく質と結合すると生じます。
体内で糖質をエネルギーに代謝する際に補酵素として作用するのがビタミンB群で、ビタミンB群が不足すると肝臓に脂肪が蓄積し肥満になります。
肥満になると体内で血糖値を下げるインスリンの効果が低下します。そうなると血中の糖質がいつまでも血管内に存在することになるので、体の組織の糖化の確率が高まります。

ビタミンB1で糖質を減らす

すっぽんはビタミンB群が豊富で、主に糖質をエネルギーに代謝するビタミンB1が特に多いのが特徴です。
すっぽんでビタミンB1を補うと糖質のエネルギー代謝が促進され、体内に残る糖質が減少するので、体内の組織の糖化の確率も低下します。

成分含有量

すっぽん100gあたりビタミンB1を0.91mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の75.8%に相当します。

ビタミンB6がAGEsの生成を阻害

ビタミンB1は体内の余分な糖質を除去する役割がありますが、同じビタミンB群でもビタミンB6は糖質とたんぱく質の結合を直接阻害する効果のあるビタミンです。
すっぽんでビタミンB6を摂取すると糖質とたんぱく質の結合が阻害され、AGEsの生産量が低下するので老化を予防できます。

成分含有量

すっぽんは100gあたりンビタミンB6を0.11mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の7.9%に相当します。

すっぽんで新陳代謝を活性化

新陳代謝は組織の老化を防止

体の組織を若々しく保つには、新陳代謝が必要です。
新陳代謝は、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで組織の機能を保つ生理現象です。
しかし、新陳代謝は加齢と共に低下し、それに伴い体の機能も劣化し老化します。

新陳代謝には成長ホルモンが必要

新陳代謝には、たんぱく質の合成を行うために必要な成長ホルモンの分泌が必要です。
成長ホルモンは第二次性徴期に最も多く分泌されますが、傷の修復にも必要なので生涯に渡り分泌されます。
しかし、やはり加齢と共にその分泌量も減少してしまします。

すっぽんのアルギニンが成長ホルモンの分泌を促進

すっぽんが豊富に含有する非必須アミノ酸のアルギニンは、遊離アミノ酸※2として作用すると成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
加齢で減少した成長ホルモンの分泌を促進し、新陳代謝を高めるので若々しい体を保てるようになります。

※2 遊離アミノ酸とは、他のアミノ酸と結合せず、単独で体の機能に作用するアミノ酸のこと。

成分含有量

すっぽんは100gあたりアルギニンを1,036mg含有している。

すっぽんで脳の老化を防止

脳の老化によって加齢と共に増える物忘れは、脳の組織の酸化や糖化も原因ですが、一方で加齢による代謝機能の低下で脳内ホルモンの生産量が低下することで起こります。
また、脳の機能を維持するミネラル不足も、脳老化のリスクを高めます。

すっぽんでドーパミンを作り脳の老化を予防

ドーパミンが不足すると脳が老化する

記憶の形成には脳内ホルモンが関係していることが知られ、学習や記憶の形成には三大脳内ホルモンのドーパミンの作用が深く関わっています。
ドーパミンは興奮性の脳内ホルモンで「快楽」を司ります。ドーパミンが分泌されると自分の行動が楽しくなるのでやる気がでて、集中力が増すので学習や記録力が向上します。
しかし、加齢と共にドーパミンの分泌量が減少することが知られています。

ドーパミンの生産には非必須アミノ酸のチロシンとビタミンB6が必要で、すっぽんはこられの栄養素を含有しています。
すっぽんでドーパミンの原料を補給して、ドーパミンの生産と分泌を促すことで、脳の老化の予防に役立ちます。

亜鉛で海馬を活性化

亜鉛不足は海馬を不活性化させる

脳の海馬は一時的に情報を蓄積して整理し、必要な記憶のみを大脳に書き込む器官です。
海馬の神経細胞で情報伝達物質として作用するのが亜鉛で、亜鉛が不足すると海馬の神経細胞が不活性になり、大脳への記録の書き込みが行われにくくなり、物忘れが多くなります。

すっぽんは亜鉛が豊富なので、海馬の神経細胞を正常に機能させ、記憶力の低下を予防できます。

すっぽんでβアミロイドの害から脳を守る

βアミロイドが蓄積するとアルツハイマー型認知症を引き起こす

認知症の4割を占めるアルツハイマー型認知症は、40歳を過ぎた頃から徐々に原因物質が脳に蓄積していくと言われています。
40歳を過ぎる頃になると、脳内にβアミロイドと呼ばれる老化したたんぱく質が蓄積し、脳内に老人斑と呼ばれる斑点を作ります。
10年を過ぎると老人班にタウタンパク質が蓄積し、これが徐々に脳細胞を破壊するため60歳の頃にアルツハイマー型認知症を発症すると考えられています。

すっぽんのビタミンEがβアミロイドの蓄積を予防

すっぽんが豊富に含有するビタミンEは、脂溶性の抗酸化物質です ビタミンEはβアミロイドの蓄積を予防する作用があります。

ビタミンB12や必須脂肪酸で脳細胞を修復

ビタミンB12は別名「神経のビタミン」と呼ばれ、神経細胞の修復や再生に効果を発揮するビタミンです。

DHAは脳の神経細胞を構成する成分で、脳の神経細胞を補修し維持する効果があります。
すっぽんを摂取すると、ビタミンB12とDHAの作用で脳の神経細胞を正常に維持できるので、アルツハイマー型認知症の予防になります。

成分含有量

すっぽんはビタミンB12が豊富で、100gあたり1.2μg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の60%に相当します。
また、すっぽんは青魚に豊富な必須脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富で、100gあたり860mg含有しています。

まとめ

老化は体の組織が活性酸素で酸化したり、余分な糖質との結合で糖化したりすることで変質し、組織が劣化することです。
また、成長ホルモンの分泌減少による新陳代謝の低下や、加齢による脳の劣化も老化の原因となります。

体の酸化や糖化を防ぐには、すっぽんで抗酸化物質のビタミンAやビタミンEを摂取したり、アミノ酸やミネラルでグルタチオンやSODの生産を促すことのが効果的です。
また、糖化を防ぐにはビタミンB1で糖質をエネルギーに代謝して消化し、ビタミンB6でAGEsの生成を抑制する必要があります。

新陳代謝には成長ホルモンの分泌が必要ですが、すっぽんのアルギニンは成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。
さらに、脳の老化予防にはすっぽんの栄養素でドーパミンを生産し、ビタミンEでβアミロイドの蓄積を防ぐことが肝心で、ビタミンB12やDHAは脳の神経細胞を保護します。
すっぽんの様々な栄養素が相乗効果を発揮することで、体の各所の老化を予防できます。

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