たまねぎとしじみの相乗効果
しじみとたまねぎ 共通している成分は?
しじみとたまねぎにはセレンが含まれている
セレンとは、必須ミネラルのひとつで強い抗酸化作用がある成分です。
抗酸化作用とは、私たちの体を酸化させる原因となる活性酸素を抑える働きのことです。
セレンはビタミンEの100倍の抗酸化力があると言われており、更年期障害や癌の予防に効果的な成分です。
セレンは不足しがちなミネラルと言われていますから、食材から摂取することが重要です。
しじみとたまねぎには、セレンが含まれていますから、抗酸化作用という点で相乗効果が見込めます。
しじみとたまねぎには血液をサラサラにする効果がある
しじみに含まれるタウリンやオルニチンは、肝機能を向上させ肝臓の血液浄化作用を活性化しますから、結果的に血液がサラサラになります。
更に、しじみに含まれる他の成分、イノシトールなども血中のコレステロール値をコントロールする効果があるので血液をサラサラにする効果があります。
たまねぎに含まれる抗酸化物質、ケルセチンやグルタチオン、セレンなどは、ドロドロになった血液をサラサラにする効果があります。
たまねぎのにおいや辛味の元である硫化アリルという成分にも、血液をサラサラにする効果があります。
しじみとたまねぎには肝機能を向上させる効果がある
しじみに含まれる肝機能の改善・向上効果がある成分と言えば、オルニチンが有名です。
他にも、タウリン、グリコーゲン、ビタミンB12、イノシトールなど肝臓に良い成分が豊富に含まれています。
しじみのオルニチン含有量は100gあたり10.7~15.3mgと数ある食品の中でも最も多いです。
たまねぎに含まれるポリフェノールの一種であるケルセチンは、肝臓での脂肪代謝を高める働きがあるので、脂肪肝の予防に効果的な成分です。
硫化アリルは、ビタミンB群を体内にとどめてくれる働きがあります。
ビタミンB群が不足すると肝臓に負担がかかりますから、硫化アリルは肝臓への負担を少なくする栄養素であると言えます。
また、血中のコレステロール値を下げるという効果もあるため、硫化アリルのこのような働きも肝臓への負担を少なくします。
しじみとたまねぎを同時に摂取すると・・
上記のようにしじみとたまねぎを同時に摂取することで、
- 抗酸化作用
- 血液をサラサラにする効果
- 肝機能を向上させる効果
等の点でしじみとたまねぎには相乗効果が見込めます。
これらの効果が見込めることで、脂肪肝や動脈硬化などの生活習慣病の予防になります。
しじみとたまねぎを使った料理とは?
しじみとたまねぎを使った料理でオススメなのは、しじみとたまねぎの味噌汁です。
味噌に含まれているコリンはレシチンの原料です。
レシチンの効果は、血中のコレステロール値を抑える、肝臓の機能を高めるという点でしじみとたまねぎの効果と共通していますから、更なる相乗効果が見込めます。
まとめ
しじみとたまねぎは、抗酸化作用、血液をサラサラにする効果、肝機能を向上させるという点で効果が共通していますから、同時に摂取することでこれらの効果について相乗効果が見込めます。
動脈硬化や脂肪肝などの生活習慣病が気になる人は、しじみとたまねぎを同時に摂取することをおススメします。