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しじみに含まれるグリコーゲンとは?

グリコーゲン=エネルギー源

グリコーゲンとは、多くのブドウ糖(グルコース)が繋がった多糖類です。
別名動物デンプンと呼ばれることもあります。
グリコーゲンの役割は、体内(主に肝臓と筋肉)にエネルギー源として蓄えられ、必要に応じてブドウ糖に分解されエネルギーとして使われることです。

グリコーゲンは使い勝手の良いエネルギー源

エネルギー源と言うと、グリコーゲンの他には脂肪やアミノ酸などがありますが、脂肪は脂肪酸としてしかエネルギー源にできませんし、アミノ酸をエネルギー源とするためには窒素代謝が必要ですから使い勝手が悪いエネルギー源です。
その点、グリコーゲンは複雑な分解工程を経ないで、即ブドウ糖に分解してエネルギー源とすることができますから、使い勝手の良いエネルギー源です。

グリコーゲンには血糖値の調整作用がある

血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度です。
血糖値が上がるとインスリンが分泌されて血液中のグルコースがグリコーゲンとして肝臓や筋肉に貯蔵されます。
血糖値が下がると肝臓に貯蔵されていたグリコーゲンがブドウ糖に分解されて血液中に放出されます。
このようなメカニズムで血糖値が一定の値に保持されています。

グリコーゲンが不足すると...

グリコーゲンが不足すると、運動の継続が難しくなります。
また、肝臓や筋肉に貯蔵されているグリコーゲンが不足すると、低血糖の状態になります。
低血糖になると、発汗、動悸などの自律神経症状や、集中力の低下、眠気、めまい、疲労感などの中枢神経症状が起こる危険性があります。
ですからこのような危険性を回避するためにも体内のグリコーゲンが不足することは避けなくてはなりません。

ちなみに、肝臓と筋肉に貯蔵できるグリコーゲンの量は、肝臓で100g、筋肉内に300g程度であると言われています。

しじみにはどれくらいのグリコーゲンが含まれる?

しじみに含まれるグリコーゲンの量は正確にはわかりませんが、しじみに含まれる炭水化物の量は100gあたり5.5gです。
炭水化物=糖質+食物繊維でありグリコーゲンは糖質の中の多糖類の一種であることを踏まえると、少なくともしじみに含まれるグリコーゲンの量は5.5g以下であると言えます。

しじみだけでは1日に必要な糖質を賄えない

1日に必要な糖質の量は、体格や運動量によって変わってきますが、一般的には体重(kg)×4=(g)という計算式で算出できます。
例えば、体重60kgなら、60×4=240となりますから240gの糖質が必要です。
となると、しじみだけでは1日に必要な糖質を賄うことは難しそうです。
糖質を多く含む食品の代表である米に含まれる炭水化物の量は100gあたり37.1gですから、それと比較するとしじみの炭水化物の量は少ないと感じますが、魚介類の中では炭水化物を多く含む食品であると言われています。

まとめ

グリコーゲンは、体内に必要不可欠な栄養素です。
グリコーゲンが不足すると、低血糖になるリスクが高くなりますからグリコーゲン不足は避けなければなりません。
日本人の主食はお米とパンの炭水化物ですので、通常の食生活であればグリコーゲン不足に陥る可能性は低いですが、ハードな運動をしたり、ダイエットでご飯の量を少なくしたりすれば、グリコーゲン不足に陥る可能性は高くなります。

しじみだけでは、グリコーゲン不足を解消することは難しいです。
例えばしじみの味噌汁など主食以外の部分でグリコーゲンを補給すると考えれば、しじみはグリコーゲンを摂取するのに適した食材です。

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