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しじみにある二つの有害性とは?

肝機能が弱っている人はしじみを食べない方が良い?

基本的には、しじみは肝臓に良い影響を与える食材です。
ただし、肝機能が弱っている人がしじみを食べると、一転してしじみが有害性を持つ場合があります。

肝機能が弱っている人がしじみを食べない方が良い理由

肝機能が弱っている人はしじみを食べない方が良い理由は、しじみに含まれている鉄分にあります。

鉄が過剰に蓄積されると肝臓に悪影響

鉄分は、赤血球中のヘモグロビンの材料となる成分で私達の体に必要なものですが、鉄分が肝臓に悪い影響を与える場合があります。
肝臓には鉄が貯蔵されていて、鉄が不足した時に肝臓から鉄を補充するような仕組みになっているのですが、肝臓に障害がある人は、この鉄の調整機能に異常が起こり、鉄を過剰に蓄積してしまう場合があります。
肝臓に過剰に鉄が蓄積されると、活性酸素が発生して肝細胞を攻撃します。
そうなると、肝炎から肝硬変、肝臓がんなどの重篤な症状へ進行してしまう危険性があります。
実際にC型慢性肝炎の治療においては、鉄の摂取制限がある場合があります。

C型慢性肝炎や非アルコール性脂肪性肝炎などの病気を患っている人は、しじみを食べることを控えた方が良いです。

成分含有量

しじみには、100gあたり5.3gの鉄が含まれています。

自分で採ったしじみは危険?

しじみは、潮干狩りなどでも採ることができる食材ですが、安全性が確立されていない場所でしじみを採って食べることは避けた方が良いです。
しじみが貝毒に侵されている場合があるからです。
潮干狩りに行く場合は、目的地の漁協や自治体の情報をチェックしてから行きましょう。

貝毒とは?

あさりやしじみなどの二枚貝が、有毒プランクトンを食べることで毒化する場合があります。
毒化したしじみを食べることで食中毒を起こす場合があります。
これが、貝毒です。

貝毒の症状

症状には、麻痺性貝毒と下痢性貝毒があります。

麻痺性貝毒

食後、10~30分でしびれなどが起こり、呼吸困難などの重篤な症状に進行する場合もあります。

下痢性貝毒

食後4時間以内に強烈な下痢症状が出ます。

貝毒は、熱に強く加熱処理をしたからと言って無毒化するわけではないので注意が必要です。

お店に並んでいるしじみは大丈夫?

各都道府県では、貝毒についての検査体制が整っており、定期的に検査が行われています。
貝毒についての基準値を超えたものは、出荷できないようになっているため基本的には、店頭に並んでいるしじみは、貝毒の心配はありません。

まとめ

今回は、しじみの有害性について紹介しました。
基本的には、しじみは健康に良い食材であるのですが、場合によっては有害性を持つ場合があります。

ひとつ目は、肝機能が弱っている人がしじみを食べる場合です。
肝臓に良い効果をもたらすしじみですが、既に肝機能が弱っている人がしじみを食べると鉄の過剰蓄積によって肝臓に障害をもたらす場合があります。

ふたつ目は、貝毒です。
貝毒に侵されているしじみを食べることで、麻痺性の症状や下痢性の症状になる危険性があります。
特に潮干狩りシーズンは、貝毒が出やすい時期ですから注意しましょう。

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